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日本経済は世界の経済の常識が当てはまらない

      2019/08/25

いわゆるアベノミクスは大規模な金融緩和をして、
株価の上昇と雇用の大幅な改善に成功しました。
政府の最も大事な政策は雇用の確保ですので、
アベノミクスは間違いなくある程度成功したと言えるでしょう。

ここまでは理論通りだといえます。

ところが政府が掲げた2パーセントのインフレ目標は全く達成できないのです。
これまでのところ金利上昇も物価上昇も起こっていません。
これは日本は世界の経済の常識が当てはまらないことを意味しています。

金融緩和と財政出動によって経済が活性化されますと、
個人の収入が増して消費が増え、
物価上昇によってデフレから脱出できるという理屈ですが、
日本人が他国の人たちと決定的に異なるのが、
日本人は収入が増えても消費より貯蓄に回す傾向が強いということです。

雇用とインフレ率の関係を表したものにフイリップス曲線がありますが、
金融緩和をすると通常はこの曲線に乗ってインフレに動くのですが
日本人は収入が増えても消費を増やさないために、
この曲線に乗らないのです。

日本人がこのような気質を持っている以上、
収入が増えるほど個人は貯蓄が、企業は内部留保が溜まるだけで、
消費や設備投資が増えないことから、
物価上昇も金利上昇も起きないということになります。

ここからはそもそも論ですが、
経済の常識ではデフレは悪ということになっています。
デフレになりますと企業の業績が悪化し、
結果として雇用が失われたり賃金カットによって消費が冷え込み、
いわゆるデフレスパイラルによって経済が縮小していくという理屈です。

しかしここでおかしなことに気づきます。
今の日本はデフレ下にありながら企業は史上最高益、
雇用はほぼ完全雇用の状態にあります。
これはどうしてでしょうか?

答えはグローバル化しているということです。
グローバル化していなければデフレスパイラルが起きますが、
グローバル化しているために、
国内で売れなければ海外で売ればいいわけですから、
デフレスパイラルにはならないのです。

(1)物価が上がらない。
(2)企業は史上最高益。
(3)ほぼ完全雇用。

年金暮らしの高齢者にとっては(1)はありがたい。
企業経営者や従業員にとっては(2)はありがたい。
就活している学生にとっては(3)はありがたい。
現在の日本はかなり良い状態にあると言えます。

日本は他国とかなり異質な文化を持っています。
ここで述べたように、
経済も異質な側面を持っていると思われますので、世界の理論をそのまま適用するのではない、
日本独自の経済理論が必要かもしれませんね。

最後に一言
今だに日本経済は破綻すると言っている人たちがいますが、
ではなぜ円は安全通貨と言われるのでしょうか。
破綻する国の通貨が安全資産と言われるはずはありませんよね。


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