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政治家はもっと現代貨幣理論(MMT)を議論しなければいけない

      2021/05/04

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現在アメリカでMMTの議論が盛んになっています。

MMTとは自国通貨発行権を持っている国は、
インフレが加速しないうちはいくらでも金融緩和ができる。

という理論ですが、
MMT推進論者は日本がこの理論の正当性を証明したと主張しています。

これまで経済学者の多くは、
黒田日銀総裁による異次元の金融緩和政策が始まったとき、
やがてインフレを招き、
金融緩和を続ければハイパーインフレを引き起こす可能性がある。
と主張してきました。

しかし実際はハイパーインフレどころか、
わずか2%のインフレ目標すら達成できなかったのです。

この理屈はMMTを理解している人から見れば、
ごく当然のことなのです。

MMTは国債発行などによる政府の負債は、
そのまま民間の資産になるので財政破綻は起こりえないという理屈です。

以前私は『MMT(現代貨幣理論)はとんでも理論なのか?』という記事で書きましたが、
もう一度書きますと、

例えば政府が100億円の国債を発行して橋を作るとします。
国債は借金ですので政府が100億円の借金を抱えることになります。
建設業者に橋を作らせ100億円を支払います。

ここで大切なことは100億円が政府から民間企業に移っただけで橋が作られるということです。
100億円は増えても減ってもいません。
単に政府から民間に移っただけです。

さらにこの業者はこのお金を資材の購入や従業員の賃金に当てますが、
ここでもお金は資材業者や従業員に渡るだけで増えることも減ることもありません。

このように民間に流れたお金は初めの政府の借金が元になっており、
トータルで見ればお金は減りもしなければ増えもしないということです。

結局政府の借金はそっくり民間の資産になるということになります。

いくら政府が国債を発行して借金を増やしても、
同額が民間の資産として積みあがるだけですので、
財政破綻は起こらないのです。

つまり、

『政府の借金=民間の資産』

というMMT論者の主張は正しいということです。

日本はまさにその通りになりました。

ではそもそもインフレつまり物価高騰はどうして起こるのでしょうか。

物価は需要と供給で決まります。
物価高騰は需要に対して供給が極端に減った時に起こります。

例えばキャベツが不作であればキャベツの値段は高騰します。
これは需要に対して供給が不足するからです。

このように物価高騰すなわちインフレは貨幣の量で決まるのではなく、
あくまで需要と供給の関係で決まるのです。

いくらお金があっても市場に十分物があれば物価は上がりません。

すなわち物価とお金の量は基本的に無関係だということです。

このことで分かるように、
金融緩和するとインフレになるというのは間違っているのです。

  *金融緩和によって市場のお金が増えますと通常は需要が増え価格は上昇します。
   これは需要が増えたから価格が上昇したのであって、
   お金が増えたから価格が上昇したのではありません。
   日本人は収入が増えても内部留保や預金に回す傾向にありますので、
   金融緩和しても需要が増えないためにインフレに向かわないのです。
  
  *財政ファイナンスは禁じ手だと言われますが、
   なぜ禁じ手なのか明確な説明がありません。
   教科書に書いてあるから常識???
   日本を含め多くの国が禁止しているから???
   私はなぜいけないのかの理由が知りたいのです。
   日銀はかなりの国債を買い取りましたが、
   金利の上昇も物価の上昇も起こっていません。
   また日銀や円の信用が落ちると言われていますが、
   有事の円買いが終息しているとは思えません。
   これをどう説明されるのでしょうか。
   これこそが金利や物価はお金の量で決まるのではないことを証明しています。
   これはまさに財政ファイナンスは必ずしも禁じ手ではないことを表しています。
     
  *MMTの批判者は戦中戦後の戦時国債と復興国債による財政破綻と対比しますが、
   これは国債の乱発が原因ではなく、
   空襲で工場が破壊されたために供給力がなくなった需給バランスの破壊によって起こったのです。
   少なくとも現状と比較することは間違いです。

以上の理由から日本はもっと金融緩和を加速させても財政破綻やハイパーインフレを引き起こす恐れはありません。

MMTはまさにこのことを言っているのです。

MMTを批判している人の意見を聞いていますと、
MMTを本当に理解して批判しているのかなと疑問を感じています。

MMTは従来の経済の考え方を根底から変える可能性がありますので、
安易に批判することなく真剣に議論してほしいと思っています。

この記事が間違いだと言われる方は是非コメントお願いします。

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