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理系人間による般若心経の解釈

      2016/12/15

般若心経はわずか262文字の中に、
仏教の真髄がすべて言い尽くされていると言われています。

般若心経の解説書は書店で多く見受けられますが、
私のような理系人間が読むとかなり違った見方になると思います。

般若心経には『空』という文字が多く出てきます。
この文字の解釈が般若心経の意味を読み解くカギになるのです。
通常の解説では『実態がないもの』とか『こだわる必要のないもの』
という説明が多いようです。

すると般若心経の中で最も有名なフレーズである『色即是空』は、
『色』は世の中に存在するすべての物質を意味する言葉ですから、

『あらゆる物質は実体がない』

という説明になっています。

私は『空』を『エネルギー』の意味だと解釈しました。

そうしますと、

『あらゆる物質はエネルギーからできている』

という解釈になり、
物理を勉強されている人は分かると思いますが、
現代物理学の根本原理を言い当てていることになるのです。

般若心経の次のフレーズである『空即是色』は、

『エネルギーがすべての物質を構成している』

という意味になります。

ほとんど同じ意味のフレーズを重ねているのは、
般若心経の中でこの部分が,
非常に大事な意味を持っているからに他なりません。

次に出てくる『不生不滅』は、

生じることもなければ無くなることもない。

と言っているのですから、
これは正に『エネルギー保存の法則』です。

エネルギーは物質だけでなく、
音や光や熱などいろいろと変化しますが、
宇宙全体のエネルギーの量は変わらないと言っているのです。

次に出てくるのが『不垢不浄』です。
垢は『あか』すなわち『きたない』という意味がありますし、
浄は『じょう』すなわち『きれい』という意味がありますので、
エネルギーはきれいとか汚いというようなレベルのものではないと言っているのです。
汚物のようなどんなに汚いものでも、
エネルギーのレベルで見れば正にその通りでありましょう。

あらゆるものをエネルギーとして見れば、
自分とか他人の区別も無くなりますし、
人間と動物さらには生物と無生物の区別も無くなるはずです。

人間のあらゆる感覚や思考もすべてエネルギーの成せる技ですから、
般若心経で言う、
『受想行識』もすべて空すなわちエネルギーだと言えるわけです。

このような感覚を身に付けてひたすら知恵の完成を目指せば、
心に引っかかるものは何もなくなって苦しみが除かれ、
静かな境地に安住できると般若心経は教えているのです。

日本で最初にノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士は、
般若心経が中間子の発見のヒントになったと述べておられます。
思考のプロセスは分かりませんが、
理系人間特有の解釈をされていたのではないでしょうか。

いずれにせよ2000年以上昔に作られた般若心経が、
現代物理学の基本原理を言い当てているだけでなく、
それを人間の生き方に結びつけているとすれば、
私はまことに驚くべきことだと思いますが皆さんはどのように思われたでしょうか。


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