信仰心があれば、不安やさみしさが無くなる。
2017/10/24
皆さんの中で不安やさみしさを感じている人はいませんか。
人は多かれ少なかれ不安やさみしさを抱えて生きているのが普通です。
どんなに大勢の家族に囲まれて生活していても、
やがて年を取っていつ何時一人ぽっちになるか分かりません。
一人でもしっかりと生きていくにはどうすればいいでしょうか。
また自分の心の弱さを実感しており、
どんな荒波にも全く揺れることのない巨大タンカーのような生き方をしたいのに、
実際にはわずかな波にも翻弄される小舟のような生き方しかできない。
そのように感じている人は多いのではないでしょうか。
心を小舟に例えてお話をしますと、
小舟が流されないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
そうです。
しっかりと錨を降ろせばいいのです。
どんなひどい嵐が来ようと、
海底にしっかりと錨を降ろしておけば小舟でも漂流することはありません。
定まらない人の心も、
しっかりと錨を降ろせば世間の荒波に翻弄されることはありません。
この錨が信仰心なのです。
私は若い頃、
どうしてこんなに自分の心は弱いのだろうかといつも嘆いていました。
一寸したことでも心が傷つき自信が持てず、
いっそ誰も知らないところに行って誰にも会わずひっそりと暮らそうか。
そうすれば誰からも傷付けられずに済むから。
などと真剣に考えたこともありました。
そんな弱い私を劇的に変えてくれたのが観音信仰でした。
観音様は私にとっては心の錨です。
どんなに私の心が揺れ動いても観音様はびくともしません。
心に観音様をイメージして、
いつもしっかりしがみついている自分をイメージするのです。
私の心は安定しました。
誰から嫌われても構わない。
私にはいつも観音様が付いているのだから。
だんだんイメージがしっかりしてきて、
それと共に心が強くなっていく実感がありました。
世の中を冷静に見る余裕ができ、
人間関係が改善し、
若い頃あれほど落ち込んでいた自分が信じられない位
別人に生まれ変わったのです。
私の手元に一冊の古いノートがあります。
私が若い頃、もがき苦しんでいた時に書き留めていたノートです。
そこにはこんな言葉が残っていました。
悠然と大海を渡るクジラのような生き方ができないものだろうか。
私の願望でした。
敵から必死で逃げ回ることしかできなかったイワシのような自分が、
願望として書き残した言葉だったのです。
観音信仰が身に付いた今。
はっきり自信を持って言えます。
願望が実現できた。
この心が手に入っただけで、
私の人生は大成功だった。
長く時間はかかりましたが現在孤独感や不安感は一切ありません。
いつも観音様と一緒と言う意識が、
不安やさみしさを私から払拭させ、
いつも安心の境地で暮らせるようになりました。
人間にとって最も恐怖であるはずの死さえも、
私にとってはちっとも恐怖ではありません。
私にとって死とは、
観音様と一緒に観音様の世界に行くことですから。
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