日本の失われた30年が格差拡大をもたらした?
〈情報メディア発信局へようこそ〉
世界的に格差が広がっています。
世界の富豪は株などの投資で資産を形成している場合が多いのです。
すなわち株を持つ者と持たないもので貧富の差が生まれていると言えます。
日本はバブル崩壊のあと約30年間不況が続きました。
これを失われた30年と呼んでいます。
この間何が起こったのでしょうか。
企業はバブル崩壊を経験してひたすら内部留保を増やすことによってリスクを回避するようになりました。
銀行は不良債権による経営悪化を恐れて貸し渋りを増やしました。
これによって経済活動が縮小して日本に深刻なデフレを引き起こしたのです。
この結果、雇用が失われただけでなく、
ほとんど従業員の賃金上昇が起こらなかったのです。
その一方で銀行にも企業にも膨大な内部留保が蓄積しました。
この資金はどこに向かったのでしょうか?
そうです投資です。
多くの資金が株や債券に向かい、
特にアメリカ株や日本株の上昇を引き起こしたのです。
株を持つ者は恩恵を受け、
株を持たないものは恩恵を得られないという、
格差拡大を引き起こしたのです。
さらにコロナの流行が拍車をかけました。
各国がこぞって大規模な金融緩和を行ったのです。
すなわちコロナ被害の救済と言う名目で、
中央銀行から巨額の資金が市場に投入されたのです。
もちろん多くはコロナ対策に使われたのですが、
余剰資金が株価の高騰にも作用したのです。
自由主義国家の宿命とはいえ格差拡大は大問題です。
プール付きの豪邸に住む大富豪がいる一方で、
日本にはほとんど見られませんが、
先進国にも多くのホームレスが存在しているのが現状です。
日本の失われた30年が世界の格差拡大に寄与しているとすれば、
グローバリズムの弊害を感じざるを得ませんよね。
皆さんはどのように感じられたでしょうか?
スポンサーリンク