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苦しみを抱えて生きていくのは人間の宿命

   

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仏教用語に四苦八苦という言葉があります。

これは人生には生.老.病.死と言う四つの大きな苦しみの他に、

別れなど、他に八つの苦しみがあるという意味で、

人間は多くの苦しみを持って生きるのが人間の宿命だと言っているのです。

なぜ人間にはこのような多くの苦しみがあるのでしょうか。

のんびり日向ぼっこをしている猫を見ますと、

他の動物には人間のような多くの悩みを抱えているとは思えません。

この理由は人間には他の動物より知能が発達したために、

本来感じる必要のない多くの悩みが生じるからです。

多くの人は、過去に対する後悔、将来への不安、人間関係の悩みなど、

上げればきりがないほど多くの悩みを抱えています。

これは悩みが多いという数の問題ではなさそうです。

悩みそのものを感じる脳の性質にもよるように思われます。

脳はプラスよりマイナスを感じやすい特性を持っているように思えるのです。

例えば食事をするとき、

おいしいと思うプラスの感情は食事の初めた数分ほどで、

時間が経過するとおいしさよりただ惰性で食べていると言う状態になります。

また、旅行をするときも同じで、

わくわく感は初日だけで、

疲れが増すにつれてとにかくスケジュールをこなそうとする意識が強まり、

終わってみると余り楽しめなかったということはよくあることです。

このようにプラスの感情は長続きしないのです。

それに対して、

悩みや苦しみのマイナスの感情は簡単には納まりません。

一度悩みを抱えますと、

悩みの元が完全に解決するまで納まらず、

解決した後もトラウマとして残る場合があります。

解決できない問題はあきらめない限り継続することになるのです。

このように、

人間は多くの悩みを抱えるだけでなく、

脳の仕組みがプラスよりマイナス思考を継続する特性を持っているのです。

恐らく進化の途中で身を守るために危機を回避するために脳がマイナス思考に敏感に反応するように作られたからではないでしょうか。

このようなことから、

人生は苦しみの連続だったと言う人が圧倒的に多く、

楽しい人生だったと心の底から思える人は少ないのではないでしょうか。

このことが分かれば、

悩みを抱えている人は自分だけではなく、

悩みを抱えて生きることは人間の宿命で、

ごく当たり前のことだと思っていいはずです。

要は考え方一つです。

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