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天才の見分け方

      2017/03/31

昔からバカと天才は紙一重と言われてきたように、
一般の人が天才を見分けることは非常に難しいようです。

歴史上の人物で天才だと思われている人は何人かいますが、
ここでは織田信長と坂本龍馬の共通点から、
天才の特徴を考えてみました。

1.子供の頃はバカに見える。

天才は一般人と発想が基本的に違っています。
そのため子供の頃の言動が一般人には理解できず、
バカとか変わり者という評価になってしまうのです。

織田信長は子供の頃は世間の常識と外れた行動から、
うつけと呼ばれていました。
うつけとはどうしょうもない愚か者という意味です。
一方坂本龍馬は塾を破門されるなど、
父親や兄がとうとう坂本家に出来損ないができたと嘆くほど、
出来が悪かった(と思われていた)のです。

信長も竜馬も子供の頃は周囲に理解されず、
バカと思われていたということです。

2.考えを簡単に変える

これは一般人の常識で言えば最も信頼されない人の典型です。

信長は権力者ですので方針の変更を独断でやりますから、
周囲は反抗できず結果的に非常に気を使っていた様子が伺えます。
竜馬は剣に没頭した後は船に夢中になり、
最後は倒幕に奔走するなどとても一貫した人生ではありません。

一つのことにこだわることなく、
良いと思ったことは瞬時に変える脳の柔軟性があるということです。
凡人は多かれ少なかれ人の目やプライドを気にしますので、
簡単に意見や行動は変えられません。

3.人の思いつかない発想をする

これが無ければ単なるバカと言われてもしかたがないでしょう。

信長は楽市楽座で経済の発展を図る、鉄の船を作る、鉄砲を合戦に活用するなど、
当時は常識外れの革新的な変化をもたらしました。
一方竜馬は薩長同盟、大政奉還、船中八策による新体制の発案など、
当時の一般の常識人にはとても無理だと思われることを独自の発想で実現しています。

歴史を見ますと、
革新的な変化をもたらしているのは秀才ではなく天才だということがよくわかります。
秀才が何千何万人と集まっても天才一人の能力にはかなわないようです。

学問をして常識をいくら身に付けても世の中を大きく変えることはできません。
天才の思わぬ発想が世の中を変えていくのです。

ここでは織田信長と坂本龍馬の共通点で考えてきましたが、
世界で見ますと、
発明王エジソンは子供の頃先生におかしな質問ばかりするので、
とうとう退学させられたという逸話が残っています。
結局エジソンは普通の人が当たり前と思うことを疑問に思うという、
発想自体が一般の人とは違っていたということです。

日本の教育現場では人と違っていたら先生から注意を受けます。
結果的に変わった発想は抑えられ、
天才の素養を持っていても教育でその芽が摘まれてしまうのです。

変わった天才の発想が世の中を進化させると考えれば、
教育によって天才の芽を摘んでいることは何とももったいない気がしてしまいます。
私は先生こそもっと天才を見抜く力を養い、
人と違った発想を持つことをもっと評価する風潮にしてもらいたいと思っています。

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