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高天原は朝鮮半島だった3つの理由

   

高天原の場所は現在まで明らかになっておらず、
様々な説が存在しています。
大きく分けますと、

天上説 
  神が住んで居られる場所は地上であるはずはなく、
  天上界すなわち宇宙のどこかと言う説で、
  本居宣長が有名ですが、
  詮索すること自体が不敬に当たるという多分に宗教染みた説です。
地上説 
  地上説には国内説と海外説があり、
  国内説には関東、近畿、九州など全国にありますが、
  その地域の地名や言い伝えなどからきています。
  海外説には中国大陸や朝鮮半島などがありますが、
  国内説と海外説のいずれにも、
  明確な根拠と言えるものはありません。
作為説
  もともと神話そのものが作られたものだという説です。

私が最も可能性が高いと考えているのは朝鮮半島説です。
その根拠は次の通りです。

(1)天皇のご先祖つまり神が朝鮮半島に渡られる理由があった。
(2)高天原では日本のことを葦原の中つ国と言っている。
(3)出雲にはスサノウノ命は海を渡ってこられたという伝説が残っている。

まず(1)ですが、
縄文時代に西日本は約4000年もの間、
ほとんど人の住めない状態になっていました。
これは縄文遺跡の分布が東日本に偏っており、
西日本は極めて少ないことがこのことを表しています。

これは約6000年前をピークとした縄文海進の時期と一致しており、
縄文海進によって海沿いは多くの葦に覆われ、
葦が岩場を奪うことによって、
そこに生息していた貝や海藻を激減させたためだと考えられるのです。

この時期に朝鮮半島では、
北部九州の土器によく似た櫛目文土器が出土し始めますし、
東北地方では明らかに人口増加が見られます。

これは気候の関係で葦が生息しない朝鮮半島や東北地方は、
葦による障害が無かったために、
西日本の住民が食材の確保のために移動したと考えられるのです。

九州に話を限定しますと、
それより前の約7300年前に、
鹿児島沖の硫黄島ですさまじい海底火山の噴火が起こっています。
これによって南九州には最大1mの灰が降り積もり、
全く人の住めない状態になりました。

その後ここで使われていた磨製石斧が全国で見つかったことから、
住民が逃げ出したことが分かったのです。

日向に住んで居られた天皇家のご先祖も、
北部九州に疎開されたと考えられます。
ところがその後初めに書きましたように縄文海進が起こり、
食材を求めて朝鮮半島に渡られたと考えられるのです。

以上のように天皇のご先祖すなわち神が、
朝鮮半島に渡られる十分な理由があったと言うことです。

次に高天原でなぜ日本を葦原の中つ国と言っていたかと言うことです。
初めに書きましたように、
日本は縄文海進によって海岸部が葦に覆われたはずです。
朝鮮半島から見ますと、
日本はまるで葦の中の国に見えたのではないでしょうか。

高天原が仮に国内にあったなら、
日本を葦の中の国と表現するはずはありません。
なぜなら自分たちも葦の中にいるのですから。

最後の出雲に残るスサノウノ命が海を渡られてきたという伝説ですが、
出雲には船の舳先が地面から突き出したような石があり、
この石は、
スサノウノ命が海を渡って来れれた時の船が石になったのだ。
という伝説が残っていて信仰の対象になっています。

出雲の沖は朝鮮半島であり、
スサノウノ命は高天原を追放されて葦原の中つ国に来られたのですから、
高天原は正に朝鮮半島だったということになるのです。

いかがでしたか。
これだけの根拠があるなら高天原の朝鮮半島説は可能性が高い。
と考えますが皆さんはどう思われましたか。

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