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遺伝子で見る日本人と韓国人の違い

      2022/12/23

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結論から先に書きますと、
日本人(特に九州人)と韓国人の遺伝子関係は、

(1)男性は異なる
(2)女性はほぼ同じ

と言うことになります。

以下でなぜこのような違いになったのかを含めて詳しく説明します。

人種の違いやルーツを考えるときに参考になる指標には、
次の3つの遺伝情報が用いられます。

(1)Y染色体
細胞の核の中には✕染色体とY染色体があって、
✕と✕の時は女性、✕とYの時は男性になります。
Y染色体は男性のみが持ち子孫に引き継がれますが、
母親の影響を受けないために男性の遺伝子と言うことになります。
Y染色体は突然変異を起こすことがあり、
この変化をたどることによって男系のルーツをたどることが出来ます。
この結果アフリカの一人の男性に辿り着くため、
この男性はY染色体アダムと呼ばれています。

(2)ミトコンドリアDNA
細胞の核の外にミトコンドリアがありますが、
このミトコンドリアが持つ遺伝情報です。
この遺伝情報は母親から娘へと引き継がれ、
父親の影響を受けないことから女性の遺伝子と言われています。
このDNAは突然変異を起こしやすい(Y染色体の5~10倍)ため、
この変化をたどることによって女系のルーツをたどることが出来ます。
この結果アフリカの一人の女性に辿り着くため、
この女性はミトコンドリアイブと呼ばれています。

(3)Gm(ガンマグロブミンマーカ)遺伝子
この遺伝子は血液の血清(血漿)中に存在し、
人種によって異なることから人種の特定に用いることができます。
この遺伝子は突然変異を起こすことが無いため、
ルーツをたどることは出来ませんが、
その成分の組み合わせから人種の交わりを知ることができます。

以上の遺伝情報を使って日本人と韓国人の違いを見てみましょう。

日本人男性のY染色体はD系統とO系統の混合ですが、
韓国人男性のY染色体にはD系統はありません。
D系統は日本人固有の縄文人の持つ遺伝子、
O系統は渡来人(漢民族)の持つ遺伝子で、
Dの比率は九州北部から遠ざかるほど比率が減少していることから、
渡来人(漢民族)は九州北部から侵入したことが分かります。
このことから、
日本人男性は縄文人と渡来人(漢民族)の混合人種であるのに対して、
韓国人男性は縄文の遺伝子を持たない大陸系のみの人種である。
という結論になります。

日本人女性(特に九州の女性)と韓国人女性のミトコンドリアDNAはほとんど同じです。
これは女性に関する限り両者は同じ人種であることを示しています。

ではなぜこのような違いになったのか考えてみましょう。

縄文時代の約12000年前から約7000年前の間は、
朝鮮半島にほとんど人が住んでいなかった可能性があることが、
韓国の国立中央博物館から出されていた古代年表で分かっています。
ところがその後、
突然九州の縄文土器によく似た櫛目文土器が出土し始めています。
これは九州の縄文人が朝鮮半島に渡ったことを示唆しているのです。

*朝鮮半島の櫛目紋土器は約6000年前のものですが、
ウラル系の遼河文明で約8000年前の櫛目紋土器が見つかったことから、
朝鮮半島の住民はウラル系ではないかと言われていますが、
土器の年代だけで人の流れは決められるものではありません。
半島に渡って住民が真似れば人の流れの方向は逆になります。

九州は約7300年前に、
鹿児島沖の硫黄島ですさまじい規模の海底火山の大噴火が起こりました。
鬼界カルデラいわゆるアカホヤの大噴火です。
さらにその後約6000年前をピークとした縄文海進によって、
九州から中部地方までの地域で縄文土器が激減しています。

この時期から朝鮮半島で櫛目文土器が出土し始め、
東北地方では明らかな人口増加が確認されますので、
縄文海進によって大規模な人口の移動があったと考えられます。

*この原因を私は葦の繁殖にあったと考えています。
葦はイネ科の植物ですので温帯から熱帯を生息域にしていますので、
朝鮮半島や東北地方は生息域に入っていません。
葦が繁殖しますと岩場が失われ貝や海藻が激減したはずです。
西日本の縄文人は海産物の確保のため、
朝鮮半島や東北地方に移り住んだと考えられます。

以上のことから古代朝鮮半島の住民は九州から渡っていった縄文人、
すなわち日本人だったと言うことです。
その後日本人は百済、新羅及び高句麗という国を作りました。

*この頃九州と朝鮮半島は頻繁な交流があったにもかかわらず、
言葉の障害をにおわせる証拠が一切出ていません。
これは本文の出来事が事実であることを裏付けていると言えます。
また高句麗語は日本語に近いと言われており、
特に数字は4つ一致しており、これは偶然ではあり得ないと言われています。

*日本語で読めない万葉集が古代朝鮮語で解読できると言います。
これは古代日本語と古代朝鮮語が同じだったということを示唆しています。
すなわち言語的にも本文の事項を裏付けていると言えるのです。

ところが大陸奥地から、
韓国人の先祖の男の集団が新羅に入り込んで実権を握ります。

*正確には日本人は他国民を受け入れる気質を持っていますので、
周辺の他民族を受け入れていたのではないでしょうか。
その中に韓国人の先祖が入っていたと言うことです。

*韓国の大学教授が韓国人の先祖はシベリアのエベンキ族だという研究結果を発表しています。
顔立ちや言語だけでなく文化(アリランの曲やトーテムポールの風習など)が似通っていることが理由です。
その他国際的な調査で、
アムール川流域の悪魔の門の洞窟から韓国人と同じ遺伝子をもった古代人骨が発見されています。

その後新羅は唐と組んで百済と高句麗を滅亡させました。
これが白村江の戦いです。
これによって日本人男性は朝鮮半島からすべて排除されました。
これが朝鮮半島に日本人固有のY染色体D系統が無くなっている理由です。
女性は排除されずに支配されたためミトコンドリアDNAすなわち女性の遺伝子は残ったのです。
これが日本人(九州人)と韓国人の女性の遺伝子がほぼ同じである理由です。

*その後の統一新羅以降言葉が通じなくなったようです。
続日本紀に新羅と交渉するため若者に新羅語を学ばせたという記述があります。
このことから白村江の戦は朝鮮半島の支配者が日本人から韓国人に移った戦いだった。
と言えるのではないでしょうか。

いかがでしたか?
日本人と韓国人の遺伝子関係を見ると、
朝鮮半島で何が起こったかが明確に分かることがお分かりになったはずです。
このように遺伝子の違いを解析しますと、
人の流れや起こったであろう出来事が推測できるのです。

古代朝鮮の歴史を語るとき朝鮮の正史と言われる三国史記が使われますが、
三国史記は高麗時代の12世紀に書かれたものです。
高麗は韓国人の国ですので韓国人に都合よく描くことは十分考えられます。
韓流ドラマでわかるように韓国の歴史はほとんど史実に基づいていません。
三国史記も史実に基づいているという保証はありません。

ここではGm遺伝子が出てきませんでしたので若干補足しますと、
Gm遺伝子についてはさほど大きな違いはありません。
このことから日韓で元々の人種に違いはないということです。
男の遺伝子であるY染色体が違ったことが両国の気質の違いになったと考えられます。

これまでのところ私の記事に対して反論のコメントはありません。
もし私が間違ってると判断したなら、
直ちに訂正記事を出すつもりでいます。

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