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日本人はなぜ議論が下手なのか

      2021/03/20

情報メディア発信局へようこそ

これについて様々な意見が存在します。

日本人は真実を追求するよりお互いが納得するほうを重視するからだ。
とか、
争いを避けることを優先するからだ。
などの意見です。

このように議論が白熱すると喧嘩に発展する可能性があることから、
初めから議論を避ける傾向にあることは間違いありません。

日本は聖徳太子の17条の憲法にある「和をもって貴しとなす」という言葉があるように、
古来より仲良く協力し合うことが最も大切なことだ。
といういわば日本精神のようなものがあるからではないでしょうか。

ほとんどの小学校の教室には、

「みんなと仲良くしましょう」

という標語が掛けてあります。

仲良くすることが最も大切だと最初に教わるのです。

子供は素直ですから心の奥深くその言葉が染み込みます。

意見が対立して喧嘩になりそうになりますと、
周囲の友人だけでなく先生まで止めに入ります。

意見の違いの原因を追究することなく、
まあまあといって納めてしまうのです。

子供たちは真実の追求より仲良くすることのほうが大切なのだと教わるはずです。

このような教育を受けますと、
大人になっても意見の対立を恐れて議論を避ける傾向になります。
日本人が議論下手なのは当然なのです。

しかし日本人は古来よりこのようにして暮らしてきたのです。

私はこの傾向は決して悪いことだとは思っていません。
日本はこの精神によって2000年以上の歴史を作ってきたのです。

   *日本人は仲良くできないのは自分のせいだと思う傾向にあります。
    これは日本人のやさしさですが、
    度を過ぎると自分を責めてうつ病を発症する危険がありますので注意が必要です。

議論を尽くして答えを得ることは大切かもしれませんが、
それによって勝者と敗者が決まり、
あとあとわだかまりを残すことがあるからです。

人生にとって譲れないことはとことん主張すべきですが、
そのような重大なことはそれほど多くはありません。

大概のことはまあまあで納めていいのではないでしょうか。

問題は外交のような国家対国家の場合です。

日本は外交交渉で常に負けているという理由がここにあるのです。

主張しないといけないときに主張しない。
否定しないといけないときに否定しない。

その結果、
中韓の日本を貶めるプロパガンダが世界中に広がりました。
長い間放置したために真実として固定されてしまったのが現状です。

日本の外交は日本人の美徳が災いしているのです。

正しいと思うことはしっかり主張する。
間違っていると思うことはファクトをもってはっきり否定する。

これが外交のルールです。
 
少なくとも政治家や外務省の職員だけは外交のルールをしっかり身に付けてほしいと思っています。

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