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コレステロールを下げる必要があるのか?健康番組についての疑問

      2016/05/04

最近は国民の健康への意識が高まったようで、
どのテレビ局でも健康を取り上げた番組が多くなっています。
しかし問題は専門家と言われる人たちがほとんどデータを示さずに解説していることです。

例えばコレステロールです。
ネットで調べると2つの学会で論争があって、
全く正反対の主張をしています。

日本動脈硬化学会は悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が高いほど、
動脈硬化が進むためできる限り下げるように奨励しています。
これに対し日本脂質栄養学会はこれらの値は高いほど死亡率が下がるので、
無理に下げる必要は無いと主張しているのです。

日本脂質栄養学会は48、000人のデータを元に主張しているのに対し、
日本動脈硬化学会はあくまで理屈で主張しているように思われます。

人の体は理屈通りにはなっていないことは、
過去しばしばデータによって規定値が改正された経緯を見ても明らかです。

私はデータに基づいて主張している日本脂質栄養学会の主張が正しいような気がします。
ところがテレビ局はデータに基づかない日本動脈硬化学会の立場で番組を作っていて、
日本脂質栄養学会の主張はほとんど取り上げません。

私はこれは日本医師会や医薬品業界の意向だと思っています。
血圧とコレステロールは両者のいわゆるドル箱だからです。
国民が血圧やコレステロールを気にして病院に通ったり薬を飲んだりすると、
病院や医薬品業界の利益の増加につながるからです。

もう一度言います。
日本動脈硬化学会の主張を採用する方が国民により危機感を持たせることができ、
番組の視聴率も上がり、日本医師会と医薬品業界にとっても、
より利益が上がって都合がよいと考えているからではないでしょうか。

そうだとするとこれほど国民を愚弄した行為はないと思われます。
日本脂質栄養学会は薬でコレステロールを下げるとかえって死亡率が上がる、
とデータに基づいた主張をしているのです。

  「 医療費を払って死亡率を上げる。」

こんなバカな話があるでしょうか?
テレビではこんな論争があることすら知らせません。
これは正に偏向報道です。
視聴者の危機感をあおりテレビや医療業界の利益を優先させた報道は、
国民の利益より業界の利益を優先させているとすれば大きな問題です。

口ではきれいごとを言って結局利益優先で動く。

 「 利益のためなら国民の健康は関係ない。」

そう思っているとしか思えないのです。

真に国民の利益を考えるならせめて両学会の主張をテレビ討論する番組を作るべきです。
両方の主張を国民に知らせ、あとは視聴者が自分で判断する。
そのための判断材料を提供するというのがメディアの公正な報道の在り方だと思います。

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