うつぶせ寝の勧め
寝ることは昼間活動した体の組織を休ませることと考えられており、
質の良い睡眠が大切だということは議論の余地はありません。
ではどのような姿勢で寝るのが健康に良いのかという問題です。
寝る姿勢は次の3通りがあります。
1.上向き(仰向き)
2.下向き(うつ伏せ)
2.横向き
まず上向き(仰向き)寝ですが、この寝方が最も一般的で、
大部分の方はこの寝方をされているはずです。
また乳児期にうつ伏せ寝からこの寝方に強制的に修正されるのは、
この寝方が正当な寝方だと専門家が考えておられるからに他なりません。
しかし人間以外の動物はこの寝方をしていません。
この寝方は敵から襲われたときすぐ逃げられないからでしょう。
現在人間は通常襲われる心配がないからこの寝方でいいのだという解釈はできます。
しかし襲われる心配のない無敵のライオンもこの寝方はしません。
医学的にこの寝方が良いという記事は目にしたことがありません。
(私の勉強不足かも知れませんが)
ただ乳幼児がうつぶせ寝をしてシーツが鼻をふさぎ窒息事故を起こしたという記事は時々目にします。
私は個人的には下向き(うつぶせ)寝の方が良いと考えています。
根拠は次の通りです。
上を向いて寝るとどうしても口が開き易くなり口呼吸となります。
口呼吸は空気中に浮遊する雑菌を体内に取り込むことになり、
肺は胃液のような殺菌液を持っていませんので、
肺炎を起こしやすくなると考えられます。
また口呼吸は唾液が減って口の乾燥を招き、
虫歯や口内炎の原因にもなります。
もう一つの大きな問題が誤飲です。
上向き寝の方が誤飲を起こしやすく、
特に高齢者は唾液が肺に入りやすくこれも肺炎の原因になります。
それ以外にもうつぶせ寝を勧められている方の意見がありますが、
詳しくは市販の書籍に譲ることにします。
私はかなり前から以上の理由でうつぶせ寝を実践しています。
最初は胸の圧迫を感じ違和感がありましたが、
片足を曲げたり腕の位置を工夫することで今は全く違和感はありません。
私の感想は
1.呼吸が楽になった
2.寝つきが良くなった
3.朝の目覚めが良くなった。
など、あおむけ寝より眠りの質が良くなった気がします。
あと横向き寝という方法がありますがこれも私の寝方の一つです。
と言うよりうつ伏せと横向き、反対向きのうつ伏せと横向きと自然に任せています。
就寝中は寝がえりをうって体勢を変えた方が体い良いと言われていますので、
あくまで自然にまかせるほうがよいと思います。
ただ注意点があります。
それは枕との距離が近いことです。
枕を清潔にしておかないとダニやほこりを吸入する恐れが高まり、
かえって肺炎や口内炎を招きかねないからです。
定期的に枕カバーを取り換える必要はありそうです。
是非一度うつぶせ寝を試してみられることをお勧めします。
スポンサーリンク