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世界では話せばわかるは通用しない

   

日本の外交はいつも負けていると言われています。
私はこの原因は日本人の甘い平和主義にあると思っています。
話し合えば世界中の人は分かり合えるものだという基本的な思考回路が、
日本人の中に定着しているのです。

日本では幼稚園や小学校で真っ先に教わることは、
みんなと仲良くしましょうという言葉です。
日本人は基本的に素直ですからほとんどの人はしっかりと心に刻み込み、
あらゆる対人関係の原点になっているのです。

個人的なレベルの関係であれば良いことであることは間違いありません。
他人に譲るという姿勢はとても美しい日本の心そのものです。
しかし残念ながら世界における国通しの関係では通用しません。

先日テレビ番組で在日中国人のゲストが、
中国人は家族中心の社会なので他人を思いやる気持ちは持っていない。
と説明していました。
個人レベルでそうであるなら国レベルではもっと自己中心的でしょう。

話せばわかるが通用するのは、
ある程度他人を思いやる気持ちを双方が持ち合わせていることが前提です。
話し合って決めたルールは守るという基本的なメンタリティーを両者がもっていなければ、
いくら話し合ってルールを作っても意味がないということです。

国際社会である程度ルールが守られているのは、
国民の持つ道徳心から来ているのではなく、
ルールを守らなければ自国の不利益になるという、
ただ単に自国の損得概念からきているだけのことなのです。

私たち日本人の多くは、
世界中の人も日本人と同じメンタリティー、
すなわち譲り合いの精神を持っていると勘違いしているのです。

かつて社民党の前身である社会党が無防備中立論を掲げていました。
あらゆる軍備を放棄しあくまでも平和外交で戦争を防ぐという政策です。
それなりの支持を集めていたのは、
日本人の中の平和主義に共鳴する政策だったからでしょう。

しかし多くの日本人は、
政治は理想論では成り立たないことが分かっていましたので、
支持者は限定的だったのです。

しかし現在の日本人の中には、
未だに人間通しだから話し合いで解決出来ないことはない。
と思い込んでいる人が多いのではないでしょうか。

中国や北朝鮮が起こしている強引な国際問題は、 
日本人の平和外交が如何に甘い考えであるかを教えてくれています。

残念ながら中国や北朝鮮は話せばわかる相手ではないのです。
相手が少しでも弱みを見せると直ちに付けこむ。
これは中国や北朝鮮に限らず世界の外交の基本なのかも知れません。

平和主義の理想を掲げるのは悪いとは言いませんが、
現実は軍事力と経済力が物をいう厳しい世界だということを前提に、
国際社会と厳しく対峙する必要があるのではないでしょうか。
少なくとも平和ボケの国とは言われないようにしたいものです。

平和外交が最高の外交だと唱える国は尊敬される国ではなく、
世界の厳しい現状を知らない無知な国と思われるのが、
残念ながら現状なのです。


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