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本音と建て前、理想と現実について

   

学年のクラスに2人の優秀な学生がいて、
いつもトップを争っていたとします。
ある時片方の学生が病気になって入院したとします。
もう片方がクラス代表でお見舞いに行ったとしますと、

「早く良くなってね」

と口では言うでしょう。
でもあなただったら本心で言えますか?
その学生がいなければあなたは常にクラスのトップでいられるのですよ。
もし本心で言えたらその人は仏さまのような心の持ち主です。

建前と本音が異なるのが人間です。
しかし、本心をそのまま口に出して、

「良くならないでね」

と言ったら人間関係はおしまいです。
本音と建て前を使い分ける。
あまりいい言葉ではありませんが、
社会で生きていく上でやむをえないことです。

個人レベルではこの程度の話で終わります。

組織となるとどうなるでしょう?
特に国の組織の場合です。
省庁は大きな問題を抱えた組織には、
それを解決するために大きな予算が優先的に割り振られます。

その省庁の人間が国民の利益より自分の組織の利益を優先させるとどうなるでしょう。
早く問題を解決すれば国民の利益になることは分かっていますが、
問題が解決すれば次の年度から予算が削られるのです。
問題を先延ばしにする方が継続的な予算獲得には有利ではありませんか?

建て前では、

「国民の利益のために全力をあげて問題解決に取組みます。」

と言うでしょう。

しかし、本音は予算獲得のために解決を先延ばしにするために、
手を抜いていつまでも問題のある状態にして予算を確保しよう。
となりませんか?

国の組織を見ていると、国民の利益より自分の省庁の利益(予算の獲得)
を優先させている方が多いように見受けられます。
自分の組織は本当はいらないのにと本心は思ってもいても、
組織ひいては自分を守るため、
必死で必要性を強調して予算獲得に励んでいるのです。

これでは国(政府)の借金はいくらでも増えますよね。

更に、国どうしになるともっと影響が大きくなります。

2つの対立した国があるとします。
互いに軍備を拡張してけん制し合っています。
両方の国には軍需産業があって国に武器を売っています。

両国が和解し軍縮を始めるとどうなるでしょうか?
軍備の需要が減り、利益は縮小していきます。

軍需産業が大きな力を持っていたとしたら、
国に働きかけて和解を妨げるか、
もっひどい場合はわざと対立をあおる、
さらにはわざと戦争を起こさせるような行動に出ることも考えられます。

建て前で世界平和を唱えていても、
軍需産業の本音は紛争が適当に継続してほしい。
武器を売ってもっと儲かりたい。
という本音と建て前が違ってくるのです。

私は現実がこうだと断定している訳ではありません。
人間の欲が勝るとこうなる可能性があると言っているのです。
人間の欲が無くならない限り、
核の無い本当の世界平和は夢なのかもしれませんね。
留まることを知らない人間の欲の怖いところです。

本音と建て前、理想と現実は、
残念ながら異なっているのが人間世界の宿命のようです。


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