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日本人は4人種の混合民族?

      2017/10/14

人種を表す遺伝子にGm遺伝子があります。
日本人の場合この成分は(ag、axg、ab3st、afb1b3)の4つであるため、
1成分が1人種を表すとすれば、
日本人は4人種の混合民族だと言えます。

 *Gm遺伝子による人種の特定は松本秀雄氏の長年の研究から生まれた成果で、
  この遺伝子は血漿(血清)中に存在しており、
  人種によって異なることから、
  人種を特定するための最も有効な指標と言われています。
 例えばab3stとはGm遺伝子の複数の型のうち、
  a,b3,s,tの4つの型を持った人種と言う意味です。
 
日本人と同じ4つの成分の遺伝子は北東アジア一帯とチベットに見られますが、
場所でそれぞれの比率が違っているのは、
混合した人種の比率に対応していると考えられます。

  *ちなみに基本的には、
   ヨーロッパ人(コーカソイド)は(ag、axg、fb1b3)の3人種の混合
   アジア人 北方型モンゴロイドは(ag、axg、ab3st、afb1b3)の4人種の混合
        南方型モンゴロイドは(afb1b3)の1人種のみ
   となっています。 

人類がすべてアフリカが起源であったとすれば、
約20万年前から異なった人種が、
時を異にして世界中に拡散していったと考えられます。

  *アフリカは東西で大きく気候が異なっています。
   西側は豊かなジャングルが維持されたのに対して、
   東側は乾燥化が進んでサバンナが形成されたため、
   東側の人類は食料を求めて北上したと考えられます。

成分の分布を見ますと、
agとaxgはヨーロッパと北方アジア、
さらには南北アメリカとオーストラリアで共通していますので、
この2つの人種がほぼ同じルートを通って、
それらの地域に早い時期に拡散したと考えられます。

ab3st は日本を含む北東アジア一帯のみに限られ、
ヨーロッパと南北アメリカおよびオーストラリアには見られませんので、
日本を含む北東アジア一帯のみに拡散したと考えられます。

以上の3つの人種はアジアの北のルートを採っていることから、
北方型モンゴロイドと言うことになります。

afb1b3は東南アジアと中国の南半分に見られ、
アジアの南のルートを採っていることから、
南方型モンゴロイドと言うことになります。
この成分はアジアの北に行くほど比率が少なくなっていることから、
現在北へ侵入過程であることが読み取れます。

日本人の4つの成分のおよその比率は、
ag:axg:ab3st:afb1b3=5:2:3:1
となっており、
南方型のafb1b3が北海道と沖縄で極めて小さくなっているため、
この人種は大陸から九州を経由して入って来ていることを示しています。

 *入ってきた順序は比率が高いほど早いと考えられますので、
  ag、ab3st、axg、afb1b3の順ではないでしょうか。

日本人のGm遺伝子の成分の比率は、
シベリアのバイカル湖付近に住むブリヤート人と近いことから、
日本人のルーツではないかと言われています。
 
 *私の個人的な見解としましては、
  北方型モンゴロイドが陸続きだった北海道と九州から侵入した後、
  南方型モンゴロイドがブリヤートと日本に割り込むように侵入したため、
  日本人(特にアイヌ人と沖縄人)とブリヤート人のGm遺伝子は似ているのだと考えています。

またチベット人も似たGm遺伝子の成分の比率を持っていることから、
日本人とルーツが同じ可能性があると考えられます。
またチベット人は日本人男性の遺伝子であるY染色体D系統も持っていますので、
日本人とチベット人の男性は極めて近い関係にあると言えるのではないでしょうか。

 *日本人の起源説に縄文人は南方から、
  弥生人は北方からと言う2重構造モデルがありますが、
  Gm遺伝子はこの説を完全に否定しています。

最後にあくまでも私の仮説ですが、
現代人は(ag、axg、ab3st、afb1b3)の4人種の混合
縄文人は(ag、axg、ab3st)の3人種の混合
湊川人は(ag、axg)の2人種の混合
ではないかと考えています。
根拠は3者に明らかな違いがあること。
湊川人の人骨は縄文人よりオーストラリアの先住民に近いことが分かっており、
この先住民は(ag、axg)の2人種の混合だからです。
湊川人にab3stが混血して縄文人になり、
さらにafb1b3が混血して現代人になった。
と考えています。

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