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権威主義が日本人のルーツの正しい解明を遅らせる?

      2017/10/01

日本人のルーツに関する学説は、
東京大学の埴原和郎氏の提唱した二重構造モデルが未だに支持されています。
しかしこの学説はGm遺伝子がはっきり否定しているのです。

ミトコンドリアDNAだけ見ればこの学説は矛盾が無いようにも見えます。
しかしミトコンドリアDNAは突然変異(塩基置換)を起しやすいため、
この遺伝子だけで支持されたと見るべきではないのです。

それに対してGm遺伝子は突然変異を起こすことはなく、
人類によって異なることから、
人類を特定するのに最もふさわしい遺伝子と考えられるのです。

そもそも二重構造モデルとは人骨の解析から導き出されたもので、
日本人は東南アジアを起源とした縄文人と、
北方アジアを起源とした弥生人の混合民族と結論付けています。

ところがGm遺伝子は縄文人の南方起源をはっきり否定しているのです。
Gm遺伝子が人類の特定に最も有効であることは、
大阪医科大学の松本英雄氏が提唱した説で、
血漿(血清)中に存在するGm遺伝子は人種によって異なるため、
この遺伝子が最も人類のルーツの解明に有効だと結論付けたのです。

  *二重構造モデルの指標となった人骨は食生活によって大きく影響を受けます。
   日本では昔の人に比べて顎が細くなったと言われます。
   これは現代人がハンバーグのような柔らかいものを好むようになったからだ、
   と言われています。
   このように僅か数十年で食生活が頭骨まで変えてしまうのです。
   このことは松本英雄氏も指摘しています。

Gm遺伝子の分布を見ますと、
人種の区別だけでなく、
その変化の勾配から侵入経路が見えてくるのです。

東南アジア人と日本人のGm遺伝子を比較しますと、
台湾と沖縄で全く異なっていて、
変化の勾配も見られないことから南方起源はあり得ないと、
松本英雄氏は二重構造モデルを否定しているのです。

 *Gm遺伝子の分布は日本人は縄文人も弥生人も両方とも北方系であることを示しています。
  縄文人が九州と北海道が陸続きだった頃に両方の異なったルートを採ったために、
  変わりやすいミトコンドリアDNAが関東地方でずれを生じているのです。
  Y染色体は九州から遠ざかるほど弥生人を示すO系統が減少していることから、
  弥生人は九州からのみ侵入していることが分かります。

私は第3者として公平に判定しますと、
間違いなく松本英雄氏の主張が正しい気がします。
しかし多くの学者が未だに二重構造モデルを支持しているのは、
東京大学と言う権威がこの説の否定を拒んでいるようにしか思えません。

学問は真実の追求です。
そこに権威主義があってはなりません。
真実に対して真摯に向き合い間違ったと思えば素直に認める。
それが一流の研究者の態度です。

考古学の手法は時代で大きく進化します。
遺伝子解析と言う新たな手法によって誤りが見つかっても、
決して恥になるようなことではありませんし、
その研究の功績が否定されるわけではありません。
恥は内心で誤りを感じながら頑なに認めないことです。

私は理系の研究者でした。
退職後歴史に興味を持って研究を始めたのですが、
歴史学者の権威主義には閉口しています。
権威主義は歴史の真実の解明に障害になります。

歴史学者としてのプライドがあるのなら、
それは頑なに自説を主張することではなく、
真実に対して素直に向き合うことだと思いますが、
皆さんはどう思われたでしょうか。


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