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見事なトランプ外交

      2018/01/17

敵対する国通しの外交は、
多少なりとも相手国に対する警戒感が表に出ますが、
トランプ大統領(以下は敬称を省略)はその様子を見せません。
このことだけでもトランプは従来と異質の大統領と言えるでしょう。

私の目には習近平は完全にトランプに翻弄されているように見られます。
最初の会談の最中にトランプはシリア攻撃を行いました。
私の政権は怖いのだと思わせると同時に習近平を口でおだてる。
この両面作戦によって、
完全に習近平に対してトランプが主導権を握ったように思われます。

その後の北朝鮮に圧力をかけるというトランプの作戦に、
中国は見事に追従して、
以前のような中国のアメリカ批判は一切聞かれなくなりました。

この見事な対中国の外交政策は、
トランプのこれまでの経済活動の中で、
あらゆる手を使って成功させるという成功体験によって、
培われた手法を適用したものと思われます。

トランプ大統領は政治の世界では素人です。
しかし政治家はイデオロギーが先行しますが、
経済人はあくまでも実利が優先です。
いくら理屈が正しくても、
儲からなければ意味がないというのが経済の基本です。

トランプは政治に経済的感覚と手法を持ち込んで、
行き詰った世界情勢にメスを入れ始めたと見ることができます。

私は以前トランプ大統領は天才か?
という記事を書きました。
この見事な対中国外交を見ていますと、
やはり天才に間違いなかったと思ってしまうのです。

トランプの天才性を見抜けないアメリカメディアは、
相変わらずトランプ批判を繰り返し、
日本のメディアも追従しているように思われます。
私はトランプの本質が分かっていないと思っています。

日本の中にもトランプを評価している有識者がいますが、
そのような人は国際情勢を的確に分析している人が多い気がします。

  *例えば国際政治学者の藤井厳喜氏や、
ジャーナリストの木村太郎氏は、
   トランプ政権の誕生を的中させたばかりか、
   その力量を評価しているようなコメントをしています。

トランプの力量を見抜けないアメリカのメディア、
それに追随する日本のメディア。
私は両国のメディアの質の低下を、
最近のトランプ批判の報道から感じています。

  *若き日の信長はうつけと言われていました。
   ほとんどの人は彼の奇抜な服装や常識外れの言動と言った、
   表面的な見方によって天才を見抜けなかったのです。
   私はこの現象がアメリカで起きているような気がしています。
   トランプを批判している人たちは、
   表面的な見方をして本質を見抜いていないのではないかと、
   今一度問い直す必要があるのではないかと思っています。
   

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