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驚きの般若心経

   

般若心経は仏教で最もポピュラーなお経と言われ、
宗派を超えて唱え続けられている最も短いお経でもあります。

しかしこの短いお経の中に、
仏教の真髄がすべて凝縮されていると言われており、
般若心経を学ぶことによって、
お釈迦様は私たちに、
何を教えたかったのかと言うことを知ることができるのです。

般若心経にはいろいろな解説書が出版されていますが、
ここでは私なりの解釈を展開したいと思います。

般若心経のポイントは頻繁に使われている空と無の違いです。
無は文字通り何もないという意味です。
例えば無受想行識(むじゅそうぎょうしき)とは、
受想行識が無いということです。

では空はどういう意味でしょうか。
実はこの空の解釈が般若心経を理解するうえで、
最も重要なポイントなのです。

そこでもっとも有名なフレーズである、

色即是空(しきそくぜくう) 空即是色(くうそくぜしき)

で見ていきましょう。

色とは世の中に存在する物質のことですから、

物質は空である

と言うことになります。

ここで天才物理学者であるアインシュタインの次の式を見てください。

      E=mc²
 
この式はエネルギーEは質量mに光速cの二乗を掛けたものである。

ということを表しています。

すなわち質量はエネルギーに変化する。
つまり同じものだと言っているのです。

質量とは物質の重さですから、
物質とエネルギーは形を変えただけで、
本質は同じものだと言っているのです。

もうお分かりになりましたか。
そうです、
物質は空であるという色即是空と対比しますと、
空はエネルギーだと言うことになるのです。

天才のアインシュタインが20世紀になって見つけたこの関係を、
はるか昔にアジアで見つけた人がいたと言うことです。

空をエネルギーとして般若心経を解釈しますと、

色即是空を改めて書きますと、

  物質はエネルギーである

ということになります。

空即是色は、

  エネルギーが物質を構成している

となります。

その後に出てくる不生不滅と不増不減とは、

  生じもしなければ無くなることもない
  と、
  増えもしなければ減ることもない

と言っていますので、
これが正にエネルギー保存の法則ということになるでしょう。

次の不垢不浄は、

垢は汚いもので浄はきれいなものですから、
エネルギーはきれいとか汚いというようなものではない。
と言っているのです。

どんな汚いものでもエネルギーのレベルで見れば、
きれいとか汚いというような概念ではないはずです。

結局般若心経は、
世の中に存在するあらゆるものはエネルギーでできており、
そのようなレベルで物事を見ていけば、
受想行識つまり人間の感覚や行動などもエネルギーに過ぎないのだから、
思い煩うようなものではなく、
物事に惑わされずにただ一途に真理を追求すれば、
人は救われるのだと教えているのです。

それにしましても、
はるか古代に現代物理学にも通じる考えが成立していたとすれば、
誠に驚くべきことだと思いますが、
みなさんはどう思われたでしょうか。

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