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遺伝子で見た古代の日本人とイスラエル人(ユダヤ人)の関係

      2021/03/22

   ≪情報メディア発信局へようこそ≫

日本の文化の中に古代イスラエルと似通ったものが多く存在しています。
ところが遺伝子特にY染色体の型も近い関係にあるのです。
ここでは遺伝子で両者の関係を考えてみようと思います。

まずアフリカ以外の地域で、
人種を表すと言われているGm遺伝子から見てみましょう。

ヨーロッパ人     3人種の混合  (ag、axg、fb1b3)
北部アジア人     4人種の混合  (ag、axg、ab3st、afb1b3)
南部アジア人     1人種のみ   ( afb1b3 )
アメリカ先住民    2人種の混合  (ag、axg)
オーストラリア先住民 2人種の混合  (ag、axg)

これで分かることは南部アジア人以外の地域は(ag、axg)が共通していることが分かると思います。
これは2種類の人種(ag)と(axg)が交わった人種(ag、axg)が、
早い段階でこれらの地域に広がったのではないかと考えられます。

   *Y染色体は支配者によって大きく変化しますし、
    ミトコンドリアDNAはそれ自体が変化しやすいので、
    人種の特定に使うのは問題があります。
    それに対してGm遺伝子は人種によって決まっていますし、
    変化することはありません。
    したがって人種の特定にはGm遺伝子を使うべきです。
    しかし残念ながら未だに多くの歴史学者の認識不足と言わざるを得ません。

   *世界中に岩刻文字(ペトログリム)が見つかっており、
    非常に似通ったものが数多く発見されています。
    このことが共通の先祖が存在したことを物語っています。

人類は元々アフリカから世界に広がったことが分かっていますので、
遺伝子も共通の型を含んでいることは当然のことと思われます。

このことを前提にこんどは男の遺伝子であるY染色体で、
本題である日本人とユダヤ人の関係を考えてみましょう。

日本人のY染色体の型はD系統、
ユダヤ人のそれはE系統と言われています。

   *系統と書きましたがDやEの型を持っているという程度の意味です。

A、B、C、D、E---と古い型から並べられますので、
DとEは比較的古い型に属しており、
しかもDとEは隣り合っている関係です。
両者はYAP遺伝子と言われ、
非常に穏やかな気質をもたらす遺伝子であることが分かっています。

   *Y染色体は突然変異(塩基置換)を起こすことが分かっています。
    これによって多くの型が生まれたと考えられます。
    従ってこの変化をたどることによって父方のルーツをたどることが出来、
    アフリカの一人の男性(Y染色体アダム)に辿り着くことが分かっています。

   *D系統は日本では縄文人の持つ遺伝子と言われています。
    縄文時代は約1万年もありましたが、
    遺跡からはほとんど争った形跡がないことが分かっています。

アフリカから人類が拡散した時、
アフリカ以外の世界中の人たちが、
このやさしいYAP遺伝子を持っていたはずですが、
アジア大陸では後発の新しいO系統に入れ替わったと考えられます。

O系統は日本では弥生系の遺伝子と言われており、
縄文系のD系統に比べて戦闘的であるために、
日本以外の大陸では、
D系統はO系統にほとんど絶滅させられてしまったということです。

   *アジアでは日本以外にもチベット人とインド洋沖のアンダマン諸島の住民がこの遺伝子を持っています。
    現在チベットではO系統の中国人によってD系統が絶滅させられそうな危機を迎えています。

   *A、B、C、---で考えますとD、Eに対してOはいかに新しく生まれたかが分かるでしょう。

少しわき道にそれましたが、
日本人とユダヤ人の遺伝子関係は、
男の遺伝子であるY染色体が非常に近い関係にあり、
突然変異で変質した後発の遺伝子通しの多くの争いの中で、
古代人に比較的近い両者が世界の中でかろうじて生き残っている。
というのがこの記事の結論です。

   *日本人とユダヤ人が共通の先祖を持つのではないかという日ユ同祖論がありますが、
    日本人とユダヤ人のみが特別なつながりを持つのではなく、
    遺伝子の変質によって様々な人種が生まれる中で、
    穏やかな気質を持ってたがゆえに好戦的な後発の人種に滅ぼされて、
    ヨーロッパではユダヤ人、アジアでは日本人やチベット人などがかろうじて生き残った、
    と考える方が自然な気がします。
    ただ共通した物が多く存在する以上同祖である可能性は高いのではないでしょうか。

   *私が注目したいのは両者に共通した強い太陽へのこだわりがあることです。
    私がもし古代ユダヤに生まれたとしますと、
    太陽の出る東の端には何があるのか知りたいと考えると思います。
    一説にユダヤの民が軍団を作って日本にやってきたという説があります。
    また遺伝子的に本文のように近い関係にはありますが、
    途中のルートが解明されてない以上、
    陸と海のどちらのルートでつながっているのかはまだ分からない。
    というのが正直なところです。

   *本文のように日本人とユダヤ人には多くの共通点がありますが、
    大きな違いがあるとすれば宗教です。
    ユダヤ教は一神教であるのに対して神道は多神教です。
    おそらく日本人は地震、台風、火山と多くの自然災害を経験し、
    自然に対する恐れと敬意の中からあらゆるものに神が宿るという、
    独特の宗教観が生まれたと考えられます。

   *Y染色体の古い型であるDとEは新しい遺伝子によって駆逐される運命にあるのかも知れません。
    ナチスによるユダヤ人大虐殺いわゆるホロコーストや中国人によるチベット迫害、
    さらに過去に起こった白村江の戦や現在の中国による尖閣諸島侵入から始まる沖縄収奪作戦などは、
    新しい遺伝子による古い遺伝子の駆逐現象の一環を意味しているのかもしれませんね。

これまでのところ私の記事に対して反論のコメントはありません。
もし私が間違ってると判断したなら、
直ちに訂正記事を出すつもりでいます。

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