死後の世界を否定することはできない
2021/03/16
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通常、人は目に見えない物は信じない傾向にあります。
その代表が死後の世界と言えるのかもしれません。
しかし目に見えなくても存在しているものがあります。
その代表が電波です。
電波は目に見えないだけでなく肌で感じることもできません。
人間の五感では全く存在が分からないのが電波なのです。
電波は情報を乗せることによって光速で飛ばすことができます。
テレビや無線通信はこの性質を利用したものです。
今皆さんの目の前にもたくさんの情報を載せた電波が飛び交っているのです。
このような現在人にとって常識的なことでも、
江戸時代の人には全く理解できない概念のはずです。
何が言いたいかと言いますと、
現在人でも分からない物質が身近に存在しているかもしれないということです。
その代表が、
宇宙全体に広がっていると言われるダークマター(暗黒物質)やダークエネルギー(暗黒エネルギー)です。
*もちろん皆さんの部屋の中にも充満しているはずです。
これらは現在のどのような観測技術を用いても観察することはできません。
なぜその存在が分かったのか?
それは今起こっている宇宙の現象がこの2つの物質がなければ説明できないからです。
*星の運動:ダークマターの重力の存在が必要です
宇宙の膨張:ダークエネルギーの反重力の存在が必要です
計算上、現在存在する宇宙全体の星の比率はわずか約4%に過ぎず、
残り約96%がダークマターとダークエネルギーで占められていることが分かったのです。
これらの物質が何を構成しているのか現在のところ全く分かっていません。
このような未知の物質が存在している以上、
軽々しく死後の世界を否定することはできないのではないかと言いたいのです。
世の中には他にまだ解明されていない現象もたくさんあります。
むしろ解明されている方が少ないのかもしれません。
私たちに最も身近なものが意識と魂です。
意識とは何かということは今でも世界中で研究されています。
しかし100%解明できるものではなく、
恐らく脳内の情報ネットワークが生み出しているのではないかと言われています。
肉体と魂の関係は古来より議論されてきました。
しかし未だに魂は物理的に解明されているとは言えません。
ダークマター、ダークエネルギー、意識と魂など、
恐らく神の領域かもしれない概念が全く分かっていない以上、
「死後、肉体は無くなっても魂だけは残り、ダークマターが作っている死後の世界に移る。」
という説があってもこれを完全否定できる人はいないはずです。
私は仏教がこの世界の存在を人に教えているような気がしてなりません。
仏教では、
世の中のすべての物質(色)は、
目に見えないもの(空:私はこれをエネルギーと解釈しています)でできている。
と言っているのです。
*般若心経で言う『色即是空 空即是色』のことです。
また仏教は現世と仏の世界の対比が教えの中心にあり、
死後の世界の肯定が基本になっているのです。
*仏の世界や死後の世界のことを仏教では浄土と言います。
いかがでしたか。
世の中にはまだ解明されてないことが多く、
軽々しく否定できないことが多くある。
ということがお分かりになったのではないでしょうか。
それにしましても、
このようなことを考えていますと、
通常私たちが日常悩んでいることがばかばかしくなってきますね。
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