トランプ関税はアメリカの不満に原因がある?
2025/04/21
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戦後アメリカは2つの国の成長を助けてきました。
その国とは日本と中国です。
アメリカは戦後真の敵はソ連だと気付きました。
そこから米ソ冷戦が始まったのですが、
そのキッカケとなったのが朝鮮戦争です。
ソ連は北朝鮮を使って共産主義を広めようとしました。
背後から北朝鮮をけしかけて、
朝鮮半島全体を共産化しようとしたのです。
一時ソウルが陥落し、
ソ連の野望が成功しかかった時、
慌てたアメリカは軍隊を送り込んで応戦して盛り返し、
最終的に停戦状態に持ち込んで現在の状態になっているのです。
この時アメリカが利用したのが日本の力で、
結果として日本は奇跡的な大復興を果たしたのです。
日本の復興はアメリカの都合で起こったのですが、
アメリカは我々が日本を復興させたと思っているのです。
その後日本の高度成長は続き、
いつしか米国を悩ませるほど行き過ぎた繫栄をもたらしたのです。
特に日本の自動車産業は、
アメリカの基軸産業であった自動車産業に壊滅的な被害をもたらしました。
アメリカからすれば復興を手助けした日本から大損害を受けたのですから、
許せなかったのだと思われます。
アメリカは西欧諸国に呼びかけたプラザ合意によって、
日本の弱体化を試み、
結果的に日本に失われた30年をもたらしたのです。
その時利用されたのが中国です。
日本のサプライチェーンを中国に移したのです。
無能な日本政府はこのアメリカの魂胆が見抜けず、
日本も積極的に工場を中国に移すなどして、
サプライチェンを中国に移す手伝いをしたのです。
ところがアメリカの思惑はまたも中国によって裏切られました。
発展すると中国は民主化するはずだと思っていたのですが、
習近平政権になって真逆の独裁化を進めたのです。
アメリカは再び裏切られたと言う心境だったのでしょう。
現在の中国に対する高関税政策は、
日本をプラザ合意で弱体化させたように、
中国を弱体化させることが目的のはずです。
いずれもアメリカの国益のために行われた政策ですが、
結果としてアメリカは莫大な貿易赤字を抱え込んだことから、
心境としては、
恩をアダで返された。
とか、
飼い犬に噛まれた。
という気持ちがあるのではないでしょうか。
国の外交も個人的な付き合いも、
感情が大いに関連しているという意味で、
同じなのかも知れませんね。
*私は日本人としてアメリカの気持ちはよく分かります。
この関係は日韓の関係によく似ているからです。
日本は過去韓国の発展に尽くしてきました。
ところが韓国はこの恩を感じるどころか反日の立場です。
恩を仇で返されていると感じる日本人は多くいるでしょう。
日本は反米ではありませんが、
日本人の韓国に対する不信感は、
アメリカ人の日本や中国に対する不信感に似ているのも知れませんね。
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