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トランプ関税の主たる目的は何か?日米は今後どうするべきか?

      2025/04/29

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国際政治の専門家の中には、

対中高関税政策は、

中国よりアメリカの方が輸入比率が高いのでアメリカの方が不利な政策である。

こんなことが分からないトランプ政権は経済が分かっていないのではないか、

と主張する人たちがいます。

私はこのような批判をする人は、

目先の利益しか見ていないのではないかと思っています。

トランプ関税の目的は国内産業の育成や麻薬流入防止など複数ありますが、

トランプ政権が最も危惧しているのは、

中国がこのまま成長して世界の覇権を脅かすことではないでしょうか。

中国の習近平政権は、

南シナ海や台湾問題で領土拡張の野望を露呈しています。

このため中国の成長は、

西側諸国にとって将来大変な脅威になることから、

トランプ政権は中国に高関税を掛けることによって、

中国の経済成長を妨げようとしているのではないかと思われるのです。

中国脅威論はもともと安倍元総理がトランプ大統領に進言したもので、

今でもトランプ大統領の世界戦略の根本にあると私は見ています。

トランプ政権が対ロシアに寛容的なのも、

ロシアが反発して中国と接近することを防ぐためにはやむを得ない選択で、

トランプ大統領が大きな視野で物事を見ているからだと考えるのは、

私のトランプ大統領への過大評価なのでしょうか?

日本にとって望ましいのは、

サプライチェーンを中国から取り戻し、

ソフトはアメリカでハードは日本という構造で、

日米が協調して世界をリードすると言う体制を作ることです。

アメリカの対中高関税政策は、

正にこの流れを作るためには必要な政策と考えられ、

トランプ政権の意図もここにあるのではないかと私は見ています。

アメリカには日本ほど精密なハード(特に半導体材料や部品)を作る技術力はありません。

日本にはアメリカほど高度なソフト(特にCPUなどの基本ソフト)を作る技術力はありません。

両国が合体することによって両者の弱点を補いあい、

強大な技術体制が整うのではないでしょうか。

日米はこの方向に進むべきだと私は考えています。

*トランプ政権の中国たたきは日本経済復活のチャンスです。

これまで安かった米国内の中国製品が高くなるのですから、

価格競争で負けていた日本の製造業が息を吹き返すことになります。

日本の最大の問題は、

日本政府の中にこのような見方が出来ている人が少数かも知れないと思えることです。

明らかな米中対立が起こっているのに、

中国に接近しようとする勢力の行動が、

米国に日本政府に対する不信感を持たせていることに、

どうして気づかないのでしょうか?

もう自公政権には任せられないというのが私の心境です。

*ソフトはアメリカでハードは日本と書きましたが、

ハードは少子化が進んでいる日本一国では難しいのが現実です。

かといって移民を増やすのは問題です。

私は日本主導で東南アジアの友好国と協調すれば実現可能だと考えています。

今こそ大東亜共栄圏を目指すべきではないでしょうか。

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