白人至上主義がキリスト教の本来の教えを誤らせた
2021/04/08
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西欧人の有色人種に対する人種差別は白人至上主義が元になっています。
キリスト教の経典は新約聖書ですが、
その元になったユダヤ教の旧約聖書にも白人至上主義的な教えは書かれていません。
そもそも「約」とは神と人間との契約のことですが、
旧約聖書によりますと、
契約の対象は人間だけでなく、
ノアの箱舟で生き残った人間とあらゆる動物との契約になっています。
すなわち神は人種差別どころか人間と動物を対等として契約しているのです。
*「地のすべての獣にいたるまで、わたしはそれと契約を立てよう」
これが旧約聖書の契約の中に書かれています。
このことを考えますと、
もともとキリスト教も仏教と同じように、
生き物すべてを救済の対象に見ていたと思われます。
もちろん神はこの意味が理解できるノアやモーゼに伝えていますが、
神の言葉から約束相手は人間だけではないのです。
もしそうだとしますと、
人種差別や動物虐待は明らかに背信行為と言えるはずです。
西欧人は黒人を奴隷にしたり、
過酷な非人道的な植民地支配を行いました。
このほかにもアメリカ大陸でのインディアン虐殺や、
日米大戦での都市空爆と原爆投下など、
人種差別がなければ起こりえないような行為が行われたのです。
多くのキリスト教徒はこの蛮行を黙認しました。
これらは間違いなく神との契約違反であり、
悪質な背信行為です。
私は旧約聖書や新約聖書はすばらしい経典だと思っています。
すなわち観音信仰をする仏教徒である私から見ましても、
ユダヤ教もキリスト教もすばらしい宗教だと思っています。
ではなぜキリスト教徒の多くいる白人は有色人種に対して人種差別的な行動をしたのでしょうか。
それは一部の人間が持っている白人至上主義が広がったためではないでしょうか。
はじめに述べたように本来神との約束はあらゆる生き物が対象だったはずですが、
いつしか人間それも白人だけが対象という間違った認識が広がったからだと思われます。
もしキリスト教を心から信じているのであるなら、
元々の神の教えに反した人種差別や動物虐待はぜったいにあってはなりません。
それはまさに神を裏切る背信行為を意味するからです。
神が愛したのは白人だけではなく、
契約相手も白人だけに限ったものでもなく、
有色人種や動物も含めたノアの箱舟で生き残ったあらゆる生き物が対象なのですから。
この意見に対して是非クリスチャンの皆さんがどう思われているのかコメントを頂ければ幸いです。
もし私の全くの認識違いであれば心よりお詫び申し上げます。
*そもそもノアもモーゼもユダヤ人(ヘブライ人)ですので白人とは言えないと思います。
ユダヤ人には色々な肌の人たちがいますので必ずしも白人とは言えないはずです。
*イエス.キリストもユダヤ人でしかも色が黒かったという説もあります。
*どの宗教も同じかもしれませんが、
権力者に都合よく利用され変質させられることが起こります。
欧米諸国はキリスト教を利用して植民地支配を行ったのです。
元々の教えが守られていればこのようなことは起こり得なかったはずです。
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