金の価格はこれからも上昇を続ける
2023/06/05
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金の価格が上昇を続けています。
少し上がったところで手持ちの金を売却する人が増える傾向にありますが、
私はそれを見てなぜ慌てて売るのかとつい思ってしまいます。
おそらく金の宿命を知らないからではないでしょうか。
金は全世界でオリンピックプール4杯弱しか採掘されておらず、
これ以上の採掘は高コストを伴うと言われています。
すなわち供給は極めて限定的な商品なのです。
一般的に物の価格は需要と供給で決まります。
供給に比べて需要が旺盛なのが金なのです。
金価格の上昇の理由をいくつか挙げてみますと、
1、有事の金買いと言うように、コロナやロシアによるウクライナ侵攻
2、各国中央銀行の金買い増し傾向
3、中国のドル保有から金保有へのシフト
など需要が衰える要素がないのです。
また金価格は貨幣との逆相関があります。
すなわち貨幣の価値が下がると金の価値が上がるという関係にあるのです。
100年以上前から貨幣の量の増加によって通貨の価値が下落する歴史をたどっており、
この傾向が反転することは考えづらいのです。
金価格の一時的な下落はあるかもしれませんが、
長期的にはこれからも上がり続ける可能性のほうがはるかに高いと言えるはずです。
金価格の上昇は正に宿命のようなものなのです。
金のスペシャリストと言われている人が、
「金価格はどのようなときに暴落しますか?」
と問われたとき、
「中国人とインド人が金が嫌いになったとき」
と答えたのです。
これは、
「金の暴落はあり得ない」
と答えたことと同じことなのです。
金は利息が付きません。
したがって投資というより資産を守るという、
言わば保険のようなものです。
カナダのメイプルリーフコイン
アメリカのイーグルコイン
オーストリアのウイーンコイン
などは芸術性が高いため、
一度手にすると魅了される人が多いようです。
一度にまとめて買うのではなく、
余剰資金で価格の変動を気にせずコツコツ買い続けるのが基本です。
気が付いたら資産の一部になってたという状態が理想ではないでしょうか。
*ここでは金価格について言及しましたが、
株式も同じ宿命を持っています。
金も株も貨幣から見ると物にすぎません。
歴史的に100年以上あらゆる物の価格が上昇を続けているのは、
貨幣の量が増加して貨幣価値が低下し続けているために、
相対的に物の価値が上昇しているということです。
その意味で今後も貨幣の供給量が増え続ける限り、
金も株も上昇するのが宿命だと言えるのです。
世界の大富豪はこのことにいち早く気づいた人たちです。
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