日本人はグレートジャーニーでやってきたのではない?
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グレートジャニーとはアフリカを出発した人類が全世界に拡散したことを意味しますが、
ごく最近まで日本人もグレートジャニーでやってきたと思われていました。
しかし日本人の遺伝子は近隣諸国と異なっているため、
日本人だけ日本列島で発生したのではないかといった意見が出てきたのです。
しかし日本人だけアフリカとは独立して発生するというのはあまりにも不自然です。
そこで私は世界が一つの大陸(パンゲア大陸)だった頃に枝分かれし、
その後の大陸移動で日本人だけが大陸に乗ってやってきた可能性があると思っています。
日本列島だけでなくアジアには多くの種類の動物がいます。
動物がすべてグレートジャーニーをしたとは思えませんので
ほとんどの動物の祖先はパンゲア大陸の時に枝分かれし、
その後の大陸移動で世界中に広がったと考えられるのです。
その中に日本人の祖先がいたのではないでしょうか。
日本人の遺伝子の特徴はY染色体Ⅾ系統です。
この遺伝子はアフリカからアジアに至るルート上にほとんど存在しないのです。
もし日本人がグレートジャーニーで来たのならルート上のつながりがあるはずです。
ただ例外的にチベットとアンダマン諸島にⅮ系統が見られますが、
これらは日本人と同系統だったが、
その後大陸で生まれたO系統に迫害を受け、
山岳地帯や離島に追いやられた一族だと考えられるのです。
いずれにしてもアジアではY染色体Ⅾ系統はきわめて特殊な遺伝子と思われますので、
他の人種と同じグレートジャーニーをしていないのではないかというのが、
この記事の結論です。
*パンゲア大陸が分離し始めたのは約2億年前、
哺乳類が誕生したのが約2億3千万年前と言われています。
すなわち哺乳類が誕生して約3千万年後に大陸移動が起こっているのです。
このことは哺乳類がパンゲア大陸上で発生して拡散し、
大陸移動によって世界中に哺乳類が運ばれた可能性のほうが高いことが分かります。
例えばニホンザルは日本にいますが、
基本的に森から離れられないサルが、
アフリカからグレートジャーニーをして日本にやってきたとはとても考えられません。
ニホンザルの祖先が大陸移動によって運ばれてきたとするほうが、
はるかに可能性が高いと思われますが皆さんはどう思われますか?
*日本で世界最古の磨製石器や土器だけでなく、
世界最古の釣り針も見つかっています。
もし日本人がグレートジャニーをしていたなら、
もっと古いこれらのものがルート上にあるはずではないでしょうか?
以上の説は既にあるのかもしれませんが、
その時は私の勉強不足だったということでお許しください。
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