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戦後の教育だけでなく、映画や漫画が間違った歴史観を日本人に植え付けた

      2024/09/10

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私は現在77歳になりましたが、

私が子供のころ、

アメリカは正義という前提の教育だけでなく、

映画や漫画も基本的にそのような前提で作られていました。

テレビでは西部劇が大人気で、

アメリカのヒーローが敵のインディアンを成敗するという、

お決まりのパターンのストーリーでしたが、

実際は元々いたアメリカ原住民の土地を、

西欧人が武力で奪ったというのが本当の歴史だったのです。

アメリカが正義という前提で描かれていますので、

私たち日本人の多くはアメリカに憧れ、

敗戦した日本人やインディアンは野蛮な存在だったと思わされたのです。

このような間違った認識はアメリカ映画だけではありません。

日本の時代劇の映画や漫画の多くは武士の横暴さが強調されており、

武士はどこでも町人を手打ちにできるという、

いわゆる切り捨て御免がまかり通っていたという、

間違った認識が広がったのです。

実際は武士はしっかりした倫理観を教えられており、

むやみに刀を抜くことは固く禁じられており、

武士にあるまじき行動をしたときは自ら腹を切るというような、

多くの武士はしっかりと武士の心を身に付けていたのです。

また忠臣蔵でもあるように、

規則に違反すると罰則としてお家取り潰しなどの厳しい取り決めがあって、

武士の行動には町人以上の強い制約があったことが伺えます。

私たちは士農工商を階級制度と教わってきました。

しかし実際は身分の上下関係ではなく、

歴史の研究者によりますと、

身分制度というより単なる職種に過ぎなかったという意見もあるのです。

以上のように教育だけでなく、

映画や小説および漫画によって、

多分に史実と異なる認識が植え付けられ、

それが常識として定着すると、

なかなか修正できないということになってしまったのです。

特に間違った学校教育は間違った常識を植え付けてしまいました。

最近のネットの普及によって誰でも勉強できるようになり、

自分でこれまでの間違った常識を改めることができるようになりました。

特に歴史教育には古代から現代まで間違った事例が少なからず見受けられますので、

教科書に書かれているから正しいと決めつけないで、

一人一人が真実を追及する心を持ってほしいと願っています。

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