幸福な人生を送るための3つの条件
2016/02/26
人は皆、幸福に生きることを願っています。
しかし現実には様々な障害にぶつかり、思い通りの幸せな人生が送れていない人が多いのが現状ではないでしょうか。
そこでここでは、幸福になるための条件を考えてみましょう。
私は基本的に次の条件が最低限必要と考えます。
1.命にかかわるような大きな病気が無いこと(健康)
2.最低限生きていけるだけの経済力があること(経済的ゆとり)
3.自分を見つめ幸福とは何かを考えるだけの頭脳を持っていること(心)
まず1.から考えてみましよう。
命にかかわる大きな病気を持っている人に幸福感を持てというのはかなり難しいことなのでこの条件をあげました。
命にかかわらないのなら、一病息災の言葉があるように心の持ち方で幸福を感じれるようになれるからです。
それでも病気が無く健康である方が良いに決まっています。
では健康を維持するにはどうしたらいいでしょう。
テレビで最近よく紹介されている健康法の共通した認識は食と適度な運動です。
食はバランスのよい食事。
アメリカの世界的な大規模調査によって、日本食のご飯と味噌汁それに魚の組み合わせがが最も理想的との報告が出されました。
その結果、アメリカに日本食ブームが起こり、ガンや糖尿病などの重大な病気が激減したことが報告されています。
せっかく良い食生活を送っていた日本人が食の西洋化でガンや糖尿病が年々増えているのは残念な話です。
もう一つは適度な運動です。
ここに適度なという言葉が入っているのには意味があります。
運動のやりすぎはかえって害になることが分かっているからです。
適度な運動によって血流が良くなり筋肉が鍛えられて新陳代謝が高まり健康になることが期待できるからです。
健康を維持することが幸福になる最も大きな条件です。
次に2.を考えて見ましょう
お金は多い方が良いに決まっています。
しかし皆がお金持ちになれるわけではありません。
しかし生活ができないほど困窮している人に幸福感を持てというのは無理があります。
やはりある程度の経済力は持ちたいものです。
ただ最近の経済の変動は下手な投資をして一瞬にして全財産を失う時代でもあります。
そこである程度財産のある人はできる限り分散投資をすることが基本です。
例えば、預貯金、株、金などに分散すれば危険を回避することができます。
「ふさげるな。うちに分散投資するほどの財産があるか。」
という声が今聞こえてきました。
財産の少ない人はなんといっても質素な暮らしを身に付けるけることです。
金がないから質素にではみじめすぎます。
そこで提案です。
質素を楽しむ。
貧乏暮らしは風流。
と心を変更するのです。
かつて貧乏暮らしをしている高層と政治家の対談話が載っていました。
政治家が、
「現在のような豊かな時代にこのような質素な暮らしをされているとは驚きです」
と言うと高僧は笑って。
「風流じゃろう?」
と答えたそうです。
貧乏生活を楽しむ。
貧乏を風流と捉える。
私はこれを知って感銘を受け、以来このやりとりが今なお頭に刻まれています。
収入や財産は決まっているのですから質素な生活は経済的な余裕につながるのです。
ぜひこの高僧の精神を身に付けたいものです。
最後に3.の心に関する条件です。
人間特に日本人はほっとくとマイナス思考に流されます。
これは人類の歴史が作った本能です。
古代の人類が2人でジャングルを歩いていたとします。
前方に茂みがありました。
一人はあの茂みに猛獣が潜んでいるかもしれないと思い警戒します。
この人はマイナス思考の人です。
もう一人の人は全く考えませんし警戒もしません。
この人はプラス思考の人です。
猛獣が飛び出して来たらどちらが生き残る可能性が高いですか?
そうです警戒心を持っていたマイナス思考の人はすぐに逃げ出しますが警戒心のなかったプラス思考の人は油断して一瞬逃げ遅れ猛獣に食べられる可能性が高くなります。
もともと弱者の人類は警戒心の高いマイナス思考の人ほど生き残ったと考えられます。
現在は昔と違い安全で極度な警戒心は必要ありません。
しかし長い歴史が生み出した本能がいまなおしっかり残っており、これが不幸をもたらしているのです。
本能と戦うのは大変です。
相当な覚悟と時間が必要です。
幸福や不幸を感じるのはの脳の働きです。
脳は習慣によって変わるといわれています。
いつもプラス思考を心掛け脳を幸福を感じるプラス思考の脳に変えていくことです。
以上の健康、経済、心の3つの要素はどの一つが欠けても幸せになれません。
幸せは最終的には各自の心が決めることなので、死ぬときに、
「良い人生だった」
と心から思えるように生きたいものです。
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