うつを改善するための座禅
座禅は禅宗の基本的な修行法です。
この座禅がうつの改善に非常に大きな効果があることが分かってきました。
ここでは私が実践して大きな効果が実感できましたのでその方法を述べたいと思います。
最初私は座禅の方法が分からず、まず座禅とは何かの勉強から始めました。
私が色々な本を読んだりネットで調べて出した結論は、どんなやり方でも良いということでした。
つまりやり方にこだわる必要がないということでした。
大切なのは体をリラックスさせ、意識は集中させること。
あくまでも心が大切なので極端に言えば寝転がってもやっても良いということです。
しかし私は、なぜ自分は今ここにいるのかというような禅問答は必要と考えています。
自分の内面を見つめ、自分自身の性格をまず自己評価することからはじめるべきです。
恐らく高僧と呼ばれる方たちも若いころ間違いなくこの作業はやっているはずです。
ただ初めから黙って座って悟れたはずはないからです。
座禅のやり方も人によって違うと思いますので、ここでは私のやり方を紹介します。
色々な悩みすなわち煩悩は脳が作り出すものです。
したがって、脳を意識的に働かないようにすることつまり頭を空にすることで悩みは一時的に解消します。
これは意外と簡単です。
意識を頭以外の例えば手の平に集中してみてください。
何も考えれなくなるはずです。
人は2か所に意識を分散させることはできません。
文章を書きながら同時に全く関係の無い計算はできません。
従って、脳以外の体の一部に意識を集中させると脳は考えることができなくなります。
煩悩は一瞬にしてなくなります。
私のお勧めは丹田(おへその少し下)に意識を集中させることです。
そうすると脳は休みます。
うつ病になる人は同じことが頭の中で堂々巡りをし、脳が休めず疲れ切ってしまうことだと言われています。
うつのひどい人ほどこの方法がお勧めです。
まず疲れた脳に休息を与えることです。
今言ったように意識を丹田に集中させ続け、なるべく丹田から意識を逸らさないことです。
これは脳との戦いです。
これを数日続けると、心が落ち着いてくることが実感できるはずです。
そこで数か月実践してある程度効果に自信が持てたら今度は脳に教えるのです。
脳には楽しさを感じる部分と苦しさを感じる部分が違うことが分かっています。
また、脳は使えば使うほど脳細胞が増えることもわかっています。
そこで楽しさを感じる部分を強化するには楽しいことを考えて、この部分を強化すれば良いのです。
うつ病の人にいきなり楽しいことを考えろと言っても難しいかも知れません。
まず、初めに述べたような方法を実践して脳を休め、落ち着いてからやってみましょう。
現在楽しいことが無くても子供のころに何か一つはあるはずです。
一つで構いません。
そのことを、できたら一日中考えて下さい。
楽しさを感じる脳の部分が使われ鍛えられてこの部分の脳細胞が増えるはずです。
同時に嫌なことを感じる脳の部分は使われないため退化してこの部分の脳細胞が減少するはずです。
脳細胞は心の持ち方で変化することが脳科学の実験で解っていますので、あとは信じていかに楽しいことを考え続けるかにかかっています。
時間をかければかけるほど脳は固定されます。
たばこやギャンブルの依存症は悪い習慣を長年も続けて悪い方に脳が固定されたことを意味しています。
これとは逆に良い習慣を長年続ければ、良い方に脳が固定されることを意味しています。
うつ病との戦いは必ず勝利します。
ご健闘をお祈りします。
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