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朝食論争(朝食はしっかり摂るべきか抜くべきか)

   

朝食について全く逆の説が論争になっています。
朝食はしっかり食べた方がいいという説と抜いたほうがいいという説です。
ここでは両者の言い分を整理してどちらの説が正しいか考えて見ましょう。
朝食をしっかり食べる方を朝食派、朝食を抜く方を否朝食派と呼ぶことにします。

朝食派の主な言い分
 1.体温や血糖値が上がり、すぐに活動しやすくなる。
 2.脳にエネルギーが補給され午前中の勉強や仕事の能率が向上する。
 3.一日のリズムができ、規則正しい生活が身に付く。

否朝食派の主な言い分
 1.午前中は基本的には排泄の時間であり、抜く方が理にかなっている。
 2.内臓を休ませる時間が夜だけでは足りない。
 3.むしろ食べすぎが病気を招くので一日2食がちょうどいい。
 
ここで分かるのは、朝食派の言い分は、
朝食をしっかり取った方が日中うまく活動できるという、
健康法と言うより生活の効率を論拠にしているようです。
一方否朝食派は、
朝食を抜いたほうが体に負担がかからないという、
健康重視の論調になっていることが分かります。

視点がずれている以上一方的にどちらがいいという結論はだせません。
勉強や仕事を重視する若者は日中の活動を重視する朝食派の言い分が理にかなっていますし、
何よりも健康が大事と考える年配者は否朝食派の方が答えになっている気がします。

体に必要なエネルギーは若者と年配者で違うはずです。
私個人としては体が成長している子供のうちはしっかり朝食を摂って、
栄養不足にならないことが必要ですし、
成長が止まった大人は活動のための栄養だけでよく、
むしろ大人の食べすぎはガンや糖尿病のリスクを高めると考えています。

このような時、私は動物特に野生動物の食生活を見ることにしています。
自然界は極めて合理的に出来ていて、
それぞれの動物が長い進化の過程で最も理に適った食生活を身に付けていると考えるからです。
草食動物は間断なく草を食べていますが、
肉食動物はおなかが空いたときだけ狩りをして一度に大量に食べているようです。
これは食材が動かない植物か逃げ回る動物かとの違いで、
草食動物と肉食動物の違いであり、
体もそれぞれの食べ方に合った最も合理的な体に作られているはずです。

人間は雑食ですし食べること以外のさまざまな活動も必要ですので、
適当な間隔をあけるというのが最も合理的なのでしょう。
内臓の消化吸収の負担という視点で考えると、
一日のうちどこかで休息させる必要性を感じますし、
一度にドカ食いして短期間に内臓に過度の負担をかけるのは避ける必要があると思っています。

私の結論としては朝食を食べるか抜くかと言うことより、
年齢や性別の他、体格や運動量に応じて自分のベストの食事量を自分で探し、
内臓に負担をかけないようによく噛み、
なるべく均等にできる限り多くの食材をバランス良くを心掛け、
そして何より食べすぎないようにすることが大切だと考えています。
若干不足気味の方が長寿遺伝子が働き、
長寿が期待できるという研究結果があるからです。

通りいっぺんの結論になって落胆されたかもしれませんが、
このようなことを自分でしっかり考えるという、
考えかつ実行すること自体が重要ではないでしょうか。
大病して若くして命を落とす人は健康に無関心な人が多い気がします。
特に食生活は健康の基本ですので、
よく考えて共に100歳を目指したいものです。

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