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日米関係で対等はあり得ない

   

よく日本はアメリカの属国だという自虐的な表現を耳にします。
それは日本の安全は、
アメリカの核の傘に依存しているために仕方がないことで、
もしこの言葉を批判的に使っているとすれば、
日本は核武装すべきだという主張と同じことになるのです。

日本の安保体制に批判的な人がこの言葉を使い、
同時に核廃絶を主張したとすれば、
これほど矛盾したことは無いはずです。

なぜならアメリカと手を切って核の傘から外れれば、
それに代わる自己防衛の体制をとる必要があり、
日本は本格的な核武装の必要性に迫られるからです。

現在のところ日本の核武装は世論が許しません。
通常兵器だけで、
核保有国の中国と北朝鮮に対抗しないといけなくなるのです。

過去70年以上大国通しの直接の戦争が起きていないのは、
核が抑止力となりそれなりの軍事のバランスが保たれていたためで、
もし一か所でも空白が生じれば、
非常に危険な状況が生まれることになるのです。

日本を安全にするには、
自国で核武装するかアメリカの核に依存するかの、
どちらかしかありません。

自国の核武装は世論が許しませんので、
結果としてアメリカの核に依存せざるを得ないという結論になります。

要は中国と北朝鮮をどの程度脅威と見るかで、
意見が分かれるでしょう。
脅威を感じなければ軍備は必要ないでしょう。
しかし軍備は国の安全のいわば保険のようなものです。

戦争の起きる確率が極めて小さいと言っても、
実際に起きた時は国が滅亡してしまうかも知れないのです。
例えば自動車保険をかけずに死亡事故を起こしますと、
死ぬまで補償責任が生じて、
人生を台無しにしてしまうのと同じことなのです。

実際に中国や北朝鮮は日本を敵視しています。
その両国が核を保有しているのです。
脅威が無いという方がおかしいはずです。
脅威がある以上それに備える。
小学生でもわかる国際的な常識です。

核が無くても外交で戦争は防げると主張する政治家がいます。
しかし現在も行われている中国のウイグルやチベットにおける残虐的な政策や、
北朝鮮の自国民に対する非情な政策を見ますと、
両国はとても話し合いで解決できる相手とは思えないのです。

独自で核保有国になれない限り、
アメリカに依存して同盟を強化するしかありません。
核を持ったアメリカと核を持たない日本の同盟は、
残念ながら対等ではあり得ないのです。

*北朝鮮によるアメリカ本土への核攻撃が可能になれば、
   日本は嫌でも核武装を検討せざるを得なくなります。
   なぜなら、
   アメリカは自国を犠牲にしてまで日本を守るはずはないからです。
   万が一北朝鮮が日本に核攻撃をしてアメリカが反撃したなら、
   アメリカ自身が核攻撃の報復対象になるからです。
   自分の身は自分で守る。
   これができなければ独立国家とは言えません。

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