遺伝子から見た日本の危機
縄文時代は約1万年もあったにもかかわらず、
遺跡からは争った形跡がほとんど見つかっておらず、
縄文人が如何に平和的な人々であったかを物語っています。
ところが弥生遺跡のほとんどが、
周囲を土豪で囲っていることから、
集落通しの争いがあったことが想像できます。
その後の歴史は争いの連続であったことを考えますと、
縄文人と弥生以降の人とは明らかに気質の違いがあったようです。
ではこの気質の違いはどうして出来たのでしょうか。
最も可能性が高いのが、
大陸から侵入した渡来系弥生人がもたらした、
好戦的な遺伝子だと考えられます。
最近の遺伝子調査から、
北部九州から遠いアイヌや沖縄の人たちは、
本土に比べて縄文人に近いことが分かっており、
このことから渡来系弥生人は、
北部九州から侵入したことが証明されています。
特にY染色体D成分の分布がこのことを明確に示しており、
本土の比率が42~65%であるのに対し、
アイヌの人は約88%もあるのです。
*Y染色体は父親から息子にのみ引き継がれ、
母親は関与しないことから男の遺伝子と言うことができます。
中国や韓国でY染色体D成分がほとんど見られないことから、
この成分が縄文人固有の成分と考えられるのです。
*Y染色体D成分はYAP遺伝子ともいわれ、
温和的な遺伝子であることが分かっています。
この系統の遺伝子はヨーロッパではユダヤ人、
アジアではチベットとインド洋のアンダマン諸島にのみ見られ、
世界的に見て極めて希少な遺伝子と言われています。
次にGm遺伝子で見てみましょう。
日本人のGm遺伝子はag、axg、ab3st、afb1b3の4つの成分からなり、
1成分が1人種を表すとすれば、
日本人は4人種の混合であると言えるのではないでしょうか。
最後のafb1b3の比率は北海道や沖縄で少ないことから、
これが渡来系弥生人だと考えられるのです。
*Gm遺伝子は血液中に存在する遺伝子で、
人類によって異なっていることから、
人種の特定に有効だと言われています。
Y染色体とGm遺伝子の両方が、
渡来系弥生人が北部九州から侵入して、
現在も日本中に拡散していることを表しています。
初めに書きましたように、
縄文人は平和的な人種であるのに対して、
渡来系弥生人は好戦的な人種です。
このことから日本では好戦的な渡来系弥生人の遺伝子が拡散しており、
平和的な気質から好戦的な気質に変わりつつあると言えるのです。
日本は他国に比べて犯罪率が低く、
深夜誰が見ていなくても信号を守りますし、
落し物は高い確率で落とし主に返ってきます。
このような民度の高さは大陸では見られないことから、
元々は縄文人の持つ気質と考えられるのです。
渡来系弥生人の遺伝子が広がっていると言うことは、
縄文のやさしい気質が失われていることを意味しており、
世界が称賛する日本人の思いやりや勤勉さが、
やがて日本人から失われてしまうかも知れないのです。、
この動きは誰も止めることは出来ないため、
日本人の気質そのものを変えてしまうこの現象は、
平和主義者にとっては、
容易ならざる日本の危機と呼べるのではないでしょうか。
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