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渡来系弥生人の多くは日本人(日本列島から大陸に渡った縄文人の子孫)だった

      2020/01/01

約7300年前のアカホヤの大噴火と、
約6000年前をピークとした縄文海進によって、
九州を含む西日本はほとんど人が住めない状態になりました。

これは当時の土器の年代と人口分布が証明しています。
九州の最も古い土器は長崎で見つかっており、
約12000年前の隆起線紋土器で、
この土器は初めに朝鮮半島から渡って来た旧石器人のものだと考えられます。

その後北部九州で約7000年前の曽畑式土器が見つかっています。
これは7300年前に起こったアカホヤの大噴火の後のもので、
しかも南方系の土器であることから、
火山噴火から逃れた南九州の縄文人が作ったと考えられるのです。

その後の約7000年前以降九州でほとんど土器が見つからなくなりました。
これは福岡市にある埋蔵物文化財センターや宗像市にある海の道むなかた館に、
約7000年前と約4000年前の土器が展示されているのに対して、
この間約3000年間の縄文海進最盛期のころの土器の展示がないことで分かります。

朝鮮半島で約6000年前から突然北部九州の土器によく似た櫛目紋土器が出土しているのは、
北部九州の縄文人が朝鮮半島に移り住んだことを示しているのです。

人口の年代別変化でもこのことが証明されています。
縄文海進によって西日本の人口が激減しているのに対し、
逆に東日本で人口増加を起こしていることが分かったのです。

この原因を私は葦のせいだと考えています。
葦はイネ科の植物で北限が関東地方になっていますので、
東北地方や朝鮮半島および中国の黄河流域は生息域から外れています。

したがって縄文海進で海面が上昇し、
約6000年前以降に平坦な土地が取り残されて湿地帯となり、
西日本の海岸部は多くの葦が繁茂したと考えられます。

日本が古来に葦原の中つ国すなわち葦の中の国と呼ばれたのはこのためです。

葦が繁茂しますと岩が完全におおわれて貝や海藻が生息できなくなります。
海産物に依存していた西日本の縄文人の多くは生活ができなくなり、
葦による弊害の少ない東北地方や朝鮮半島さらに中国大陸の黄河流域に移住したと考えられます。

西日本の人口が減少したのに対して逆に関東地方や東北地方の人口が増加した現象は、
約5500年前の三内丸山遺跡のような大型集落が青森県で見つかったことでも分かります。

   *三内丸山遺跡はクリなどの栽培が行われた高度な文明を持っていました。
    縄文海退がさらに進んだため海産物が取れなくなり、
    山の幸に依存する必要性が栽培技術を生んだのではないでしょうか。
    東北地方に人口の割に貝塚が少ないのは、
    西日本に比べて貝が取れる期間が短かったためだと考えられます。

一方大陸に近い西日本の住民は食材確保のため大陸に移住したと考えられるのです。

約4000年前以降弥生時代近くになって九州でも再び土器が出土し始めています。
これは縄文海進が収まり海面が下がって葦が減少したため岩場がよみがえり、
貝や海藻が得られるようになっただけでなく広大な平坦地が出現したために、
稲作の技術が進化したこともあって、
大陸に渡っていた多くの縄文人の子孫がより栽培条件のいい西日本にもどって来たと考えられるのです。

    *弥生時代の中国は戦乱の時代です。
     おそらく多くはその戦乱から日本列島に逃げてきた住民達だったのでしょう。
     なぜなら苦労して作った田畑を捨てて逃げるのは、
     余程のことが無い限り農民はやりません。

この可能性は言語の調査でも裏付けられています。
大量の渡来系弥生人によっても日本語がほとんど変化していないらしいのです。
これは渡来人も同じ日本語を使っていたということを意味しており、
古代中国人も外国人では無かったことを意味しているのです。

このことも含め従来から言われている疑問と、考えられる理由を整理しましょう。

疑問1.渡来系弥生人は縄文人より大柄
(考えられる理由)大陸でウラル系の遺伝子(Y染色体N系統:西欧人の遺伝子が含まれる)が混入した。

疑問2.渡来人の比率が高い割に縄文の要素が大きい
(考えられる理由)渡来系弥生人自身に縄文の要素を持っていた。

疑問3.大勢の渡来があったにもかかわらず遺伝子も言語も変わっていない。
(考えられる理由)渡来人も同じ遺伝子と言語を持っていた。

これらを総合的に考えたこの記事の結論は、

渡来人の多くは外国人ではなく日本から渡って行った縄文人の子孫と考えられ、
縄文海進のおさまりまたは戦乱に追われて元々の先祖の故郷である日本にもどって来た。
ということではないでしょうか。

皆さんはどう思われたでしょうか。


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