日本の歴史学会はいつまで神武東征を作り話にしておくのか
2021/04/27
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産経新聞取材班が神武東征のルートに沿って取材を行い、
平成28年に神武天皇はたしかに存在したという書籍を出版しました。
それによりますと、
宮崎から畿内までの神武東征のルート上には、
おびただしい数の東征の事実の可能性を示す伝承が残されており、
中には実際に起こらなければ残らないような伝承も含まれていることから、
取材班はタイトルのように『たしかに実在した』という表現を使ったものと思われます。
この本は私がたまたま本屋で見つけて購入したものですが、
日本の出発点である歴史のこれほど重要な書籍に対して、
ほとんどのメディアは取り上げていないために、
世間ではほとんど話題になっていないのです。
神武東征は作り話と思い込んでいるからではないでしょうか。
日本はなんとおかしな国なのでしょうか。
これが私の実感です。
日本はGHQによって戦後天皇の歴史を完全否定されてしまいました。
記紀が神話の作り話にされたというのはその表れです。
歴史を否定されることは国にとって最も屈辱的なことです。
この本は否定された神武東征を史実だと証明しているのです。
日本にとっては誇りと尊厳を取り戻す絶好の材料であるにもかかわらず、
歴史学者もメディアもほとんど無視しているのはどうしてなのでしょうか。
戦後の歴史学者はGHQによる教職追放後に新たに任命された人たちの流れを継いでいるのです。
すなわち天皇の歴史を否定し、
魏志倭人伝に記述のある邪馬台国と卑弥呼の歴史を日本の出発点と位置付けた人たちなのです。
その日本の出発点であるはずの邪馬台国と卑弥呼の伝承は日本国内に全く残っていません。
しかし多くの証拠が揃っている神武東征は作り話、
全く証拠が残っていない邪馬台国と卑弥呼は史実。
これがいまだにGHQの意向を引き継ぐ日本の歴史学会のスタンスなのです。
なんと情けない。
しかし私も理系の研究者でしたから、
彼らの気持ちは良くわかります。
あることを前提にして何十年も研究を続けていて途中で前提を変えますと、
これまで積み上げてきた研究のすべてを失ってしまうことになるのです。
これほどつらいことはありません。
出来たらこのまま前提を変えたくない。
そう考えるのは十分理解できる話です。
邪馬台国と卑弥呼をベースに考えてきた歴史学者は、
今更神武東征を史実と認めるわけにはいかない。
まぜなら神武東征によって日本が始まったとしますと、
邪馬台国と卑弥呼の歴史が嘘だったということになるからです。
現在の多くの歴史学者たちは、
産経新聞取材班のこのような書籍を苦々しく思っているはずです。
産経新聞以外の多くのメディアは天皇の歴史を否定したいどちらかといえば反日的スタンスを取っています。
すなわち多くの歴史学者と多くのメディアの意向が一致した結果、
この本の無視につながっているのです。
神武天皇の存在を証明したこの書籍の内容は、
本当なら日本人にとって大ニュースであり、
GHQから押し付けられた嘘の歴史から本当の歴史を取り戻す起爆剤になるほどの、
日本人にとって誇りを取り戻す重要な史料的価値がある書物と言えるのです。
もっと多くの人が以上の事実に気づかなければ、
嘘の歴史はいつまでも引き継がれていくはずです。
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