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大富豪は幸せなのか?

   

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アメリカンドリームという言葉に象徴されるように、
ほとんどの人は大富豪になる事を一度は夢見たはずです。

しかし大富豪になることは思っているほど幸せになることなのでしょうか。

私がそのように感じるようになったのは2つの経験があったからです。

私は国の小さな研究機関に勤めていました。
私が入ったころは十分な研究費が確保できず、
試作品などはほとんどが手作りで何んとか凌いでいたのです。

ところが私が中堅になったころ、
研究費が増額され手作りの必要がなくなったのです。

要求書と仕様書を作成すれば、
必要な装置はほとんど手に入るような状況になりました。

皆喜んだのでしょうか。

そうではありません。
大多数の研究者は研究がつまらなくなったという意見を持ったのです。

では研究成果の方は上がったのでしょうか。
それも微妙な所です。

手作りは楽しさだけでなく色々な発見があるのです。
そのことによっていくつか特許が出されました。

不自由さをカバーする。
その行為の中に思わぬ発見があったのです。

予算の増額は研究者の喜びと思わぬ発見の機会を奪ったことになるのです。

私のもう一つの経験は、
休みの時息子と一緒にゲームセンターに行った時のことです。

あるゲーム機の一台にシステム上の不備があり、
攻略法を見破ったのです。

どんどんコインが溜まり、
7,8千枚になった時、
ゲームが面白くなくなったのです。

大当たりがコイン100枚程度ですから、
大当たりになっても何の快感が得られなくなったのです。

私はその時からゲームセンターに行くのを止め、
店に預けたコインの引き出しも放棄したのです。

一時的に大富豪になった気分だけは味わえましたが、
すっかり熱が冷めてしまったのです。

この二つの経験から、
大富豪も思ったほど幸せではないのかもしれないと思ったのです。

数百億の資産を持ち、
毎年数億の収入があれば、
働いて得る数十万円などはした金です。

私たちが経験してきた給料日やボーナス日の喜びは無いということです。

このような記事を書きますと、
貧乏人のヒガミのように聞こえるかもしれませんが、
国際的な幸福感と収入の関係の世論調査でも、
年収がある額を超えますとほとんど幸福感は変わらないそうです。

幸福とは収入の額ではなく現状に満足できるかどうかではないでしょうか。

少し足りないのを工夫して補う。
主婦でいえば限られた予算でおいしい料理を作る。
これが喜びを感じるベストの状態のような気がします。

そもそも不幸を招くことが多いのが他人との比較です。

どのような世界にいても自分より恵まれた人はいます。
それを妬んでばかりいますと幸せになれません。

この記事のようにヒガミでもいいので、
大富豪が幸せとは限らないと思うことです。

なるべく現状に満足すること。

少なくとも自分の現状に絶望したり嘆いたりしないこと。

私は毎日食べていけることだけでもありがたいと思うようにしています。

歴史的に見ますと食べられることは当たり前ではなかったのですから。

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