アメリカが石破内閣は都合がいいと考えている理由
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結論から書きますと、
石破氏は有能ではないが素直だということです。
アメリカに都合がいい首相の条件は、
素直にアメリカの方針に従ってくれる人です。
これ以外にありません。
有能である必要はありませんし、
むしろ有能であることで、
アメリカの意図を探られることの方が都合が悪いのです。
石破首相はこの条件にぴったりなのです。
アメリカは卓越した情報収集能力によって、
主だった日本の政治家の人物を徹底的に調べ尽くしているはずです。
高市氏と石破氏の決戦投票になった時、
アメリカは恐らく高市氏より石破氏の当選を願ったはずです。
高市氏はあらゆる政策に精通しています。
当然アメリカの弱点も知り尽くしているはずです。
このような人物をアメリカが日本の首相に望むはずはありまん。
意のままに動かせれるはずは無いからです。
日本は古来から殿様は有能ではないほど良いという風潮もありました。
これは仕える部下の心情から来たものですが、
信長のような有能な殿様は部下の緊張は解けないのです。
何を命じられるか分からないからです。
殿様が有能でなければ部下は比較的自分の意志で動きやすくなります。
今のアメリカの心境は正にこのことと同じなのです。
日本の首相は有能でなければコントロールしやすいと考えているはずです。
日本人の私から見たらこの上ない屈辱に思えますが、
恐らく石破首相自身が気付いていないのではないでしょうか?
日本人の多くが未だに敗戦国としての自虐史観を持っています。
日本はアメリカに従属した弱い国だと思っているかもしれません。
しかし現在の日本は全く違うのです。
極端な言い方をしますと、
依存しているのはむしろアメリカの方なのです。
確かに日本はアメリカとの同盟で軍事的な安全が担保されていることは確かです。
しかし経済安全保障の面では明らかにアメリカは日本に依存しているのです。
それは半導体素材と半導体製造装置の存在です。
現在アメリカはGAFAM(ガーファム)と呼ばれる5つのハイテク企業に支えられているのです。
しかしこのような企業は、
多くの世界シェアを持つ日本の半導体素材と半導体製造装置の存在に支えられているのです。
このような製品が日本から供給されなければ、
アメリカの産業は壊滅的な被害を受けるのです。
高市氏はこのことを良く知っていますから、
アメリカにとって高市氏はコントロールしにくい厄介な存在とみられているはずなのです。
石破首相のこれまでの主張を聞いていますと、
いつもこれから協議しなければならないという言葉で終わるように、
明確な方針を持っていないと思われることが、
アメリカにとって都合のいい首相とみられていると思われるのです。
今回の石破首相の誕生は、
アメリカの意思が直接働いたという陰謀論は言いたくありませんが、
アメリカの意思が同様の意向を持つ財務省に影響を与えて、
多くの議員を石破支持に向かわせたのではないでしょうか。
また殿様の例にあるように、
有能な首相はやりにくいと、
多くの議員自身が感じたのも影響したのかもしれません。
もしそうだとしますと、
何ともなさけない話ですよね。
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