日本神話は全くの作り話か?
2021/01/10
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日本神話は各地に残る伝承がベースになっています。
今仮に日本神話を全くの作り話という前提で考えてみましょう。
伝承はその地で作った人がいるはずです。
何の目的で?
どうやって多くの人に信じさせたのか?
記紀についての伝承は一か所に留まらず、
九州から近畿まで広範囲にさまざまな伝承が残っているのです。
例えば数年前産経新聞の取材班が行った神武東征の検証を考えてみましょう。
取材班は東征のルートをたどり綿密な取材を行いました。
その結果多くの伝承だけでなく、
関係した人物を祀った神社も多く存在していることが分かったのです。
うその伝承に基づいて、
うその人物を祀るほど各地の住民は愚かだったのでしょうか。
産経新聞の取材によりますと、
伝承の中には実際に起こらなければあり得ないようなものも残されていることから、
神武東征は間違いなくあったと結論付けています。
私は宮崎に15年間住んでいましたが、
宮崎には記紀に書かれている伝承や地名が多く残っています。
特に初代神武天皇となられたイハレビコノミコトは、
出生地の高原町に多くの伝承を残していて、
もし神武天皇が全くの架空の人物だったとしますと、
このような多くの伝承を住民が残すはずはないと考えるのは、
ごく常識的な考えだと思うのです。
私は他の記事で高天原は朝鮮半島で、
天孫降臨は日本海を渡って宗像に上陸したニニギノミコトが、
鞍手を経由して遠賀川をさかのぼり高千穂に下ったと書きましたが、
そのルートにはその事実を裏付ける伝承や地名も残されていることから、
天孫降臨も実際にあったと思っています。
*出雲には国譲りの条件とされた巨大な神殿跡が発見されています。
戦後GHQは天皇の歴史を否定するために、
天皇の歴史である記紀を全くの作り話と決めつけました。
教職追放や焚書によってそれまでの天皇中心の歴史教育を抹殺し、
魏志倭人伝の東夷伝にある邪馬台国と卑弥呼を日本の歴史の出発点にしたのです。
その意思を引き継いだ戦後の歴史家たちは、
何とか証拠を見つけようとしましたが、
70年以上たっても未だに明確な邪馬台国の位置も卑弥呼の実像も解明できずにいるのです。
いつまでこのようなGHQの路線を続けるつもりなのでしょうか。
私は近くにある歴史館で以上のような話をしますと、
戦後の歴史を引きずった学芸員は全く反論できないにもかかわらず、
その思想を変えることができないのは、
東京大学を中心としたGHQに洗脳された歴史家たちの権威が、
真実の追求を妨げているように思われてきます。
歴史は一部の歴史学者の所有物ではなく、
国民全体の大事な財産でもあるのです。
このような財産がGHQに洗脳された歴史学者にゆがめられていることは、
日本人として誠に情けないという思いからこの記事を書きましたが、
皆さんはどう思われたでしょうか。
もし私の説が正しくても簡単に教科書は変わりません。
なぜなら日本では東京大学を中心とした権威が認めなければ許されないからです。
現在の教科書にはこのような事例が多く存在しているのが実態です。
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